新成人の皆さん、おめでとうございます！（平成28年1月12日）

　11日、たけまるホールにて、成人式（別ウインドウで開く）が開催されました。

　1095人の方が成人を迎えられる今年は、朝から生駒駅前には多くの成人が集まり、会場もほぼ満員。新成人で構成される成人式実行委員会の方が企画運営してくださった温かい成人式となりました。

　新成人の皆さんは、10歳の子どもたちのメッセージに聞き入り、市民憲章（別ウインドウで開く）や誓いの言葉もしっかりと発表してくれました。

　生駒市に生まれ、育ったことを誇りに思いながら、これからの人生をますます素敵で楽しいものにして下さること、心から祈念しています。そして、新成人たちが生駒を誇りに思い続けてくれるような街づくりに一層励もうと心を新たにいたしました。

　式での、私からの新成人への挨拶は以下のとおりです。

　1095人の新成人の皆様、おめでとうございます。

　皆さんが生まれた1995，1996年は、阪神・淡路大震災、オウム真理教による地下鉄サリン事件など、大変な年でした。私はその年に成人を迎えました。地元兵庫での成人式の直後、阪神淡路大震災が起こったことを今でも鮮明に記憶しています。

　そんな年に生まれた皆様には、是非「命の大切さ」を心に刻んでこれからの人生を送ってほしいと思います。

　さて、成人になるということは大きく二つの意味を持つと思います。

　一つ目は、保護者からの自立。成人するまで、ご両親など保護者の方のお世話になり、皆さんはここにいるわけです。是非、成人式を機会に皆さんが一番お世話になった方にお礼を、できればまじめな手紙を書いて渡してほしい。私は、成人式の時は恥ずかしくて渡せなかったので、初めての子どもが生まれた30歳の時に手紙を両親に送りました。両親が感動してくれて、宝物といって今でも大切に保管してくれています。

　二つ目は、いろんな方からの指導や指示を受けて動くのではなく、自分で考え、行動することが求められるということです。

　一昔前は、50，60，70代の市長が多かったが、今は私のように40歳の市長も珍しくないし、20代の市長も出てきています。ビジネス、スポーツ、学者もどんどん若い人が活躍しています。

　若いうちから頑張らなければいけないということですが、裏から言えば、若いうちから活躍できる可能性が大きくなっているということでもあります。

　大変な時代に生まれ、世の中にはたくさんの課題もありますが、社会や環境のせいにせず、自ら考え行動してください。その責任が今日から皆さんにはある。責任を果たすための力をつける必要もある。

　でも、いろんな課題に挑戦することは人生におけるやりがいや幸せでもあるのです。

　これからの人生、是非楽しんで幸せに過ごしてください。

　最後に、改めて、是非お世話になった方への手紙、書いてみてください。

　本日は本当におめでとうございます。

平成28年1月11日

　生駒市長　小紫（こむらさき）　雅史