市内バス3路線はさらに1年間再編を延長し、現在の運行を継続します

　昨年、奈良交通(株)から廃止・見直しの提案があった市内バス5路線のうち、令和6年3月まで継続運行が決まっている「ひかりが丘住宅線」「生駒ニュータウン線」「北田原線」の3路線は、さらに1年間再編を延長し、令和7年3月まで現在の運行が継続されることになりました。
　対象路線においては、全市民を対象にした今年1月の説明会以降、沿線ごとの地域・交通事業者・行政の3者で協議や調整を重ね、本市からは昨年に引き続き、事業者に対して燃料・物価高騰に対する支援をしています。
　現在は、利用促進策の一つとして100円でバスに乗車できる「運賃100円DAYイベント」の8月開催に向けて調整を進めているところです。日頃はバスを利用されない方も、ぜひこの日は乗車し、今後の利用につなげてもらえることを願っています。
　令和7年3月までの運行は確保できましたが、収支の改善が見込めない場合は、いずれ路線の見直しや減便となってしまいます。この期間を最大限に活用し、地域・交通事業者・行政が協力して持続可能な公共交通や地域交通のあり方を模索していくことが不可欠です。
　誰もが暮らしやすいまちであり続けるためには、誰もが利用しやすい交通網が必要です。一人でも多くの方に公共交通に関心を寄せてもらい、地域の移動手段をどのように維持していくか、いっしょに考え、行動していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

　　　　生駒市長　こむらさき雅史