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    「図書館とまちづくりワークショップ」を開催しました

    • [更新日:2016年11月15日]

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     「図書館とまちづくりワークショップ」を10月8日(土曜日)、22日(土曜日)、11月5日(土曜日)の3回にわたり開催しました。このワークショップは、「人と本、人と人をつなぐ図書館」をテーマに、これからの生駒市図書館について話しあっていただくもので、大学生から70代の公募市民23人が参加されました。図書館に関心の深い方から普段利用されない方、育児世代、ボランティアとして活動されている方など、さまざまな世代、背景の方々が3グループに分かれて意見を出し合いました。

     

     コーディネーターは、図書館・情報学の第一人者であり、まちづくりと図書館に深く関わってこられた慶應義塾大学文学部・糸賀雅児(いとが まさる)教授にお願いし、第1回目には「まちづくりと図書館 ~つながる市民、つなげる図書館~」と題した講演会も合わせて開催いただきました。

     

     

     最終回の11月5日(土曜日)には、3グループがこれまでファシリテーターとともに話しあってきたアイディアをまとめてプレゼンテーションを行いました。糸賀教授とともに私や教育長も聞かせていただき、質疑応答の後、各賞を発表しました。

     糸賀賞・市長賞を同時受賞したのは「サロンde いこま ともだち100人できるかな」。この提案は高齢者を仕掛け人として、空家や空地、既存のサロンの活用も含め、ブックカフェ、青空図書館、ビブリオバトル高齢者大会など様々なイベントとともに、情報交換、趣味の仲間づくり、世代間交流等を行うものです。高齢になり図書館まで行けないという方も増えていますが、各自治会館などですでにサロンが開かれ、体操教室などをしていることを踏まえ、高齢者ボランティアが市の協力を得て街角図書館を開くイメージです。高齢者が外に出た時にあちこちにサロンがあったら休憩がてら本を読んだり交流ができ、元気を得たら本を介した育児世代の支援などもしていただけるので、めざせ!100歳!!や、100冊、100ヶ所と町じゅうが図書館になっていくなど質疑応答もはずみました。

     この他、図書館をリビングと見立て、大人、若者、子ども、マイノリティのリビングとして、テーマごとに図書館でディスカッションしたり、関連書籍を探したり、といった「本から飛び出せ!! ~リビングライブラリー~」の提案がありました。

     また、茶筌の里や茶室と図書館がコラボした「図書館でお茶会をしよう!茶室をたてる」が、オーディエンス賞として参加者、傍聴者からの最多票を獲得するなど、すぐに実現できそうな提案もたくさんありました。

     

     ワークショップでの話し合いの活発さやその内容を聞いて、糸賀教授も生駒市の市民力の高さに感心されていました。今回のワークショップの提案を、市民の方々とともに具体化していきたいと思います。

     

    [公開日:2016年11月15日]

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