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あしあと

    「こども本の森 中之島」へ視察に行きました

    • [更新日:2021年1月20日]

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     昨年夏にオープンした「こども本の森 中之島」。建築家の安藤忠雄氏が大阪市に寄附され、華々しくメディアでも紹介されたのでご存知の方も多いと思います。1月30日に当市図書会館で開催される子ども読書フォーラムでは、安藤氏が講演をされ、私もパネリストとして参加します。そこで、この機会にかねてから訪れてみたいと思っていた「こども本の森 中之島」を見学させていただきました。
     建物に一歩足を踏み入れると、窓からは川の流れや緑が見え、やわらかい自然光に囲まれて、ここが都会の真ん中であることを忘れるようなリラックスした空間が広がっていました。天井まで届く書架や、川の流れを表す緩やかにカーブを描いた書架には、次から次へと読みたくなるよう本が独特な分類で配列されています。子どもたちは思い思いに本を手に取り、書架の隙間や階段下の隙間、横の公園など、どこでも好きなところで読むことができます。
     子どもが自発的にもっと読みたい、広い世界を知りたいという気持ちになるような仕掛けがたくさんされており、子どもの成長を温かく見守る姿勢を感じました。
     また、運営費は個人や企業からの寄附金で賄われており、書架に並ぶ本も寄贈によるところが大きかったということです。地域を愛する人々の思いが結集すると、こんなに素晴らしい施設が出来上がるのだと畏敬の念を禁じえませんでした。
     入口には大きな青りんごのオブジェがあります。サムエル・ウルマンの詩「青春」にある「若さとは、年齢でなく心の持ちようだ」というメッセージに共感した安藤氏がデザインし、いつまでも走り続ける永遠の青春を象徴しているそうです。この青りんごを深く胸に刻んで帰路につきました。
     最後に、お忙しいなか館内を丁寧にご案内いただきました前川館長をはじめスタッフの皆様に厚くお礼を申し上げます。

    [公開日:2021年1月20日]

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