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    生駒市立病院の竣工式典と内覧会(平成27年5月19日)

    • [更新日:2015年9月25日]

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    17日、生駒市立病院の竣工式典と内覧会を開催しました。

    当日は、竣工式典には多大なるご貢献、ご協力をいただいた多くの関係者の皆様にご出席いただき、また、内覧会にも約3000人の市民の皆様がお越しになり、素晴らしい船出となりました。本当にありがとうございました。

    生駒市立病院は生駒市民の皆様の大きな期待を背負って6月1日に開院いたします。ただ、本市立病院の開院までの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。平成17年3月の旧生駒総合病院閉院後、市内で不足する救急医療体制の確保とその基盤となる二次医療機能の確保を目指して、本市行政の最重要課題として取り組んでまいりましたが、多くの課題への対応のなか、およそ10年もの歳月が経過いたしました。いよいよ晴れて開院をこの6月に迎えられますことは、最後の数年間を山下前市長ほか関係職員とともに病院建設に力を注いできました私にとりましても感無量です。

    建物の設計・建築に尽力いただきました、株式会社奥村組、株式会社石本建築事務所の皆様、工事期間中、ご不便をおかけした近隣住民の皆様、元生駒市職員の故塚口牧世様をはじめとする寄贈品をいただいた皆様、式典を彩って下さったゴスペルIKOMAの皆様、市立病院の開院に向けた署名など各種の活動を通じて支援くださった市民の皆様、関係事業者の皆様、医師会はじめ各医療関係者の皆様、生駒市議会の先生方、国、県等の関係機関の皆様など、すべての関係者の皆様に改めて心からの感謝を申し上げます。

    生駒市立病院は、市民の皆様が安全に、そして安心して暮らしていけるように、平素は身近な地域医療の拠点として、周りの医療機関や介護施設等と連携を取りながら、市民の皆様の疾病治療や健康を支援します。そのために、市立病院の検査機器の利用や開放型病床、医療セミナーの実施などにより、他の病院や診療所との連携を進めます。

    そしてなによりも、急病発生時や地震などの災害時には、救急患者や被災傷病者の受入れなどを積極的に行っていきます。昨年の生駒市内の救急搬送の受け入れ率は60.7%。この状況を改善する役割が求められています。鈴木理事長や今村院長がお話しされておりましたが、医療法人徳洲会(別ウインドウで開く)の「命だけは平等だ」という理念と、すべての救急患者を受け入れる、という決意。市民の皆様の安心に大きな貢献を果たしていく病院にしていきます。

    また、高齢化に伴うがん患者の増加に対応し、患者の体力など、状況に応じた治療の実践と、そのために必要な手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」などの最新医療機器の整備。プライマリケア(身近で総合的医療)や将来的にはターミナルケア(終末期医療)の取組など、市民の皆様に求められる医療ニーズに柔軟に対応できるように計画しております。

    全国各地の自治体病院が赤字で病院事業から撤退するところが増えている現在、当院では指定管理者制度を採り入れ、豊富な経営ノウハウを持つ医療法人徳洲会に運営を委ねることで、市行政との協力体制の下、良質な医療の提供と健全な経営を両立できる公立病院となることを目指しております。

    病院の造成工事や建築工事等の初期費用は、市が病院事業債を借り入れ負担していますが、今後、指定管理者から毎年病院の施設等に係る減価償却費に相当する額を負担金として支払っていただくと共に、公立病院の建設費や事業に係る国からの地方交付税収入も見込まれ、市の初期投資経費は将来的には回収されます。当然、赤字が出てもその補てんは致しません。

    医師等のスタッフについても、当初は医師17名でオープンし、稼働率の高まりとともに必要な医師や他のスタッフをしっかりと整え、質の高い医療サービスを提供してまいります。

    市民、患者の皆様の声は、管理運営協議会という場を通じてしっかりと私や院長などに伝えていただき、より良い病院運営の在り方を常に模索し、努力していきます。

    これからの生駒市立病院をなにとぞよろしくお願いいたします。

    テープカットのようす

    [公開日:2015年9月25日]

    ID:2773