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    「生駒市長杯 ビブリオバトル市内中学生大会」を開催しました。

    • [更新日:2017年1月10日]

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     10月22日(木曜日)に「生駒市長杯 ビブリオバトル市内中学生大会」を開催しました。

     ビブリオバトルとは、発表者が面白いと思った本を5分で紹介し、観戦者と3分間の質疑応答を行い、観戦者の投票で一番読みたくなった「チャンプ本」を決める本の紹介コミュニケーションゲームです。

     

     生駒市図書館と市内の中学校が連携して行う市内中学生大会は今年で2回目。予選会や有志で決定した各校の代表32人が集い、予選チャンプとなった6人により決勝を行いました。166人の観戦者から選ばれたチャンプ本は『のぼうの城』(和田竜/著、小学館)、発表者は光明中学校1年生の清家理司(せいけ さとし)君です。

     

     でくのぼうなので「のぼう」と呼ばれていた城主が、石田三成の城攻めにいかに対したかを描いたこの物語は映画でも有名ですが、本で読む方が細かいところまでわかって面白かったそうです。文庫本は上下巻ならではの表紙の工夫もあるので単行本より好きだとか。歴史が好きな清家君が、内容はもちろん読書家らしくこの本のいろいろな魅力を生き生きと伝えてくれました。私も『のぼうの城』は読んだことがあるのですが、もう一度読みたくなりました。

     

     どの発表者もそれぞれの個性が垣間見える発表で、緊張しながらもその本が好きだという思いが伝わってきた中学生らしい大会でした。同世代が自分たちの言葉でその本の面白さを伝え、また、質問や投票で参加できるので、普段は本に疎遠でも読んでみようという気持ちになるのがビブリオバトルの良いところだと思います。また、普段は自分が読まないようなジャンルや作家の本を手にとるきっかけとなるのもビブリオの魅力です。

     

     この大会のチャンプは、大学生や社会人等を含めた発表者が全国から生駒に集う「第2回ビブリオバトル全国大会inいこま(別ウインドウで開く)」(来年3月19日開催)に出場予定です。直木賞作家朝井リョウ先生のトークイベントも同時開催されます。多くの方の応援と観戦をお待ちしています。

     

     

     生駒市図書館と生駒ビブリオ倶楽部(別ウインドウで開く)は「Bibliobattle of the Year 2016 優秀賞」(主催:ビブリオバトル普及委員会)を共同受賞しました。毎月1回の定期開催に加え全国大会を開催するなど生駒市はビブリオバトル先進都市です。「人を通して本を知る、本を通して人を知る」というビブリオバトルのキャッチコピーのように、生駒市図書館は「人と本、人と人をつなぐ図書館」を実現していきます。

     

     

    写真1
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    [公開日:2016年12月26日]

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