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    都市公園と障がい者福祉シンポジウムを開催しました

    • [更新日:2018年11月14日]

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     11月12日月曜日に、生駒山麓公園にて「都市公園と障がい者福祉シンポジウム」を開催したところ、報道機関の取材を含め、70以上の個人・団体、計110名にご参加いただきました。生駒山麓公園は開園28年目を迎えますが、都市公園をテーマとした本格的なシンポジウムは今回が初めてです。

     平成29年6月の都市公園法の改正により、都市公園の中に障害福祉サービスなどを行う社会福祉施設を設置することが可能になりました。本市ではこの制度を他に先がけて活用し、今年9月1日に全国初となる都市公園内での社会福祉施設を設置しました。
     今回のシンポジウムは、「都市公園の新たな可能性×障がい者が活躍できる場の拡大」をテーマに、生駒市、社会福祉法人青葉仁会、指定管理者のモンベル・あおはに共同体の株式会社モンベルが共催で開催したものです。

     初めの事例紹介では、私から生駒山麓公園の紹介やこれまでの生駒山麓公園を活かした就労支援など本市の取組について説明しました。改正都市公園法により新たな可能性を見出し、すべての福祉関係者と力を合わせ、働きたい生駒の障がい者全員が生きいきと楽しく働けるまちを実現すべく、10年で140人雇用(働く機会の創出)を目指していることを紹介しました。

     次に、リオデジャネイロ パラリンピック カヌー日本代表の瀬立モニカさんとモンベル会長の辰野さんの記念対談は、瀬立さんが下半身の障がいを乗り越えてカヌーと向き合い、世界の舞台で活躍する経緯と、辰野さんがパラカヌーの普及・発展に尽力されている取組等についてお話いただきました。会場全体が瀬立さんの東京2020への期待を胸に大きな拍手でエールを贈るというとても暖かい対談となりました。

     パネルディスカッションでは、パネリストの厚生労働省障害福祉課室長の山口正行さん、国土交通省建政部公園調整官の中村孝さん、辰野さん、青葉仁会理事長の榊原さんに「都市公園の新たな可能性と障がい者就労支援の今後の展開など」について、国の施策や考え方、法人・企業のご意見を伺いました。私はコーディネーター役として、皆さんの意見を引き出し、話し手の話が聞き手に伝わりやすいように、頭をフル回転させて進行に努めました。おかげで、山口さんや中村さんからは、この公園の取組を好事例として評価していただき、今後の展開への熱いエールをいただけました。また、指定管理者である榊原さん、辰野さんからは、越えて行かなければならないハードルは高いが、より魅力ある公園づくりを目指すとともに、公民連携により農福連携や地域活性化に繋がる担い手を育てていきたいというご意見をいただきました。

     制度が変われば、その制度を積極的に活用し、より良いものが生まれるよう、市民、事業者、行政が協働し、また成果として形にしていかなければならないと締めさせていただきました。

     最後の障がい者が活躍するレストランの見学会では、約40名の方々にご参加いただけました。青葉仁会から現場の声を届けていただき、市内外の法人や他自治体の方々と情報交換することができました。

     このシンポジウムに多くの参加者をお迎えし、好評のうち無事終えることができましたことにお礼申し上げます。

    写真1
    写真2

    [公開日:2018年11月14日]

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