平成29年度の重点事業・施策（2）

　子育てに続き、2回目は教育についての重点事業・施策をご説明します。
　本市では、「教育大綱」と、大綱に掲げた基本理念や基本方針に基づく具体的な施策を示した「アクションプラン」に基づいて、「21世紀を生き抜く優しくたくましい人づくり」に向けて、具体的な取り組みを進めます。

　・小学1年生からの英語教育
　英語の基礎的な力やコミュニケーション能力を育成するため、小学1年生から英語教育を実施していますが、今年度からはALT（外国語指導助手）と学校との連絡対応やALTへの指導、アドバイス等を行うALTコーディネーターを新たに配置するとともに、英語教育の内容チェックや副読本の作成などをする英語教育推進委員会を新たに設置します。

　・より安全で美味しい給食を提供するための新しい給食センターの整備
　学校給食センターの老朽化が進む中、より衛生的な給食を提供するため、設計・建設から運営・維持管理まで一体的に民間事業者に委ねるPFI方式で、（仮称）生駒北学校給食センターを整備します。今年度は進入路などの整備を行うとともに、整備運営する事業者を決定し、施設の設計に着手します。

　・市民とともに進める音楽の街・文化の街いこま
　多くの市民が気軽に身近に音楽に親しむ機会を提供し、音楽文化を今以上に活性化するため、昨年度から実施している「市民みんなで創る音楽祭」をさらに発展させるとともに、市民吹奏楽団による合同演奏会を開催します。
　また、幅広い世代に新たな出会いや地域のコミュニティや絆を育むことを目的に、市民自らが企画、運営する映画上映会を新たに開催します。

　・IKOMAサマーセミナーの開催
　地域で活動するボランティア・NPOや、さまざまな特技や専門分野の知識を持った市民の皆様が先生となり、楽しい学びのプログラムを提供する街の学校を7月30日（日曜日）に開催します。子どもから大人まで、自分が学びたいことを気軽に学ぶことができる機会です。

　・熱中症対策の徹底
　昨年度発生した熱中症による死亡事故を忘れず、熱中症事故調査委員会の提言を踏まえ、熱中症の未然防止対策を全小中学校、全幼保こども園に徹底します。

　教育は、未来を担う子どもたちはもちろん、世代を超えて学び、まちや地域と関わりながら成長することであり、生駒市の最重要分野です。職員や教育委員とともに地域の皆様の力もお借りしながら、「楽しく笑顔で成長できる教育のまち　いこま」の実現に向け全力で取り組んでまいります。