生駒市は、猫の殺処分ゼロを宣言します!
- [更新日:2019年10月3日]
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生駒市は、ふるさと納税によっていただいたご寄付を活用して、野良猫の避妊・去勢手術費を市が全額負担する取り組みを10月1日(火曜日)から開始します。ふるさと納税を使ったこのような取り組みは、市町村では生駒市が全国で初めてとなります。
猫は非常に繁殖力の強い動物で、毎年複数回、多くの子猫を産みます。また、外飼いの飼い猫による予期せぬ繁殖や、遺棄・迷子等により日々新たな野良猫が生まれています。市内にも多くの野良猫がおり、フンや尿、鳴き声、ごみあさりなど、環境被害の相談が多く寄せられています。市内全自治会にアンケート(127自治会中94自治会から回答)を行った結果、市内に生息する野良猫の数は270匹以上、野良猫による被害を受けていると回答した自治会が46自治会に及びました。地域環境の保全と無秩序な繁殖の抑制、関係者の負担軽減に取り組むことが喫緊の課題となっています。
これらのことから、動物病院や地域ねこ活動サポーター((注意)1)と地域の皆様との協働により地域ねこ活動((注意)2))を進めるため以下の4つに取り組みます。
1ふるさと納税を活用した市の全額負担による避妊・去勢手術
2地域ねこ活動サポーターの増員・地域の協力促進
(1)地域ねこサポーターの募集と活動支援
(2)猫の飼い方や地域ねこ活動に関する一層の普及啓発
(3)捨て猫防止のための監視強化
3市内動物病院との連携強化
4ふるさと納税による支援募集の継続・強化
上記の取組を通して、野良猫の繁殖をおさえ地域環境被害を軽減しながら、殺処分ゼロを達成する「猫の殺処分ゼロの街いこま」を目指します。
((注意)1)地域ねこ活動サポーター
本市が認定する地域ねこ活動のサポート・アドバイスを行うボランティア(8月31日現在、23自治会において32名)。
((注意)2)地域ねこ活動
地域が主体となり、飼い主がいない猫の避妊・去勢手術を行ったり、手術後の猫について、餌やふん尿の管理,周辺美化などの一定のルールに基づき管理し、一代限りで猫と共生を図る活動。