「コグニサイズ」ってなんだ?
- [更新日:2016年6月24日]
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6月22日(水曜日)、「コグニサイズ教室」に参加しました。
「コグニサイズ」とは、運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取組です。英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言います。
運動で体の健康を促しながら、脳の活動を活発にするデュアルタスク(2つのことを同時に行なうこと)を行うことで、脳の血流量を上げ、認知症予防につながります。
生駒市では、平成27年度にあすか野介護予防拠点施設で初めて実施し、今年度から生駒市コミュニティセンターでも開催しています。教室運営には過去に生活・介護支援サポーター養成講座を受講した人がサポーターとして関わっていただいています。これが生駒市の介護予防、認知症予防事業の大きな特長です。
私が参加した生駒市コミュニティセンターでの「コグニサイズ教室」は、70代の13名が参加しておられましたが、申し込み時には、定員を大幅に上回る応募者があったそうです。
教室では、足踏みをしながら野菜の名前を順番に答えたり、椅子に座って腕振りと足踏みをしながら計算をしたり、ステップをしながら3、6歩目で手をたたいたりなどを体験しました。野菜の名前が出てこなかったり、「3、6歩目に手をたたく」のが結構難しかったりと、思っていた以上に体も頭も使っていることを、身をもって体験することができました。
この教室で特に感じたことは、参加されている皆さんが本当に楽しそうにされていたことです。コグニサイズをすることで、間違えて笑って、試行錯誤して、楽しみながら認知症予防に取り組んでおられ、いい形で、参加者もボランティアも市も関わって教室運営を行っていました。
参加者からは教室を続けてほしい、教室を増やしていってほしいというお言葉もいただきました。今後、益々認知症の方が増えていく中で、「コグニサイズ教室」を含めた認知症予防教室の必要性を実感しました。しっかりと認知症施策に取り組んで参ります。