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あしあと

    生駒市長杯市内中学生ビブリオバトルはすごかった!

    • [更新日:2017年12月26日]

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     2学期の最終日(12月22日(金曜日))、3回目となるこの大会に、終業式を終えて市内8中学校から32人のバトラー達が駆けつけました。
     そして、彼らの紹介する本とメッセージを受け取ろうと集まった観戦者も含めて総勢158人、まさにビブリオバトルのキャッチフレーズ「人を通して本を知る、本を通して人を知る」が具現化された会場で、もうひとつ、「本を通したまちづくり」という言葉を添えたい祭典となりました。


     熱戦が繰り広げられた予選会の後、6会場32人発表のバトラーの中から選ばれた6人が、決勝会場に移動しました。大会PRに大きく貢献してくれたポスター画作成の最優秀賞、大瀬中学校1年生の尾上香菜子(おのうえかなこ)さんの表彰、昨年チャンプの光明中学校2年生清家理司(せいけさとし)さんからの市長杯返還、そしていよいよ決勝戦がスタートしました。
     決勝はハイレベルな戦いとなり、その中で、チャンプ本となったのは、緑ヶ丘中学校2年生 末次栞菜(すえつぐ かんな)さんの『魔女図鑑』。「魔女になるための11のレッスン」として、魔女の食べ物や魔術の方法が細かく解説されている本です。末次さんのプレゼンは、読みたくなる興味を引く本の選び方も上手でしたし、プレゼンも練習を繰り返した努力が見えました。会場への振りなども効果的に入れて工夫したプレゼンでした。このあたりの総合力がチャンプ本の理由と思います。
     昨年チャンプの光明中学校2年生の清家くんが選んだ「昨日の自分を超える『名言全文』」のプレゼンは、プレゼンや質疑応答だけで言えばトップだったと思います。清家くんは昨年の同バトルで1年生ながら「のぼうの城」でチャンプ本をとっているのですが、そのときから比べてもプレゼンのうまさ、質疑応答などでのアドリブ力は、ハイレベルな今回のバトルの中でも突出していました。
     他のバトラーの皆さんも、興味深いテーマの本ばかりで、魅力的なプレゼンが続きました。どの本もとても面白そうですので、私も是非冬休みに読んでみたいと思いました。
     今回もとても素晴らしい大会となったと思います。次回のビブリオバトルでもより多くの市民の皆様にお越しいただきたいと思います。
     

     この大会のチャンプは、大学生や社会人等を含めた発表者が全国から生駒に集う「第3回ビブリオバトル全国大会inいこま」(来年3月4日開催)に出場予定です。直木賞作家辻村美月先生のトークイベントも同時開催されます。多くの方の観戦をお待ちしています。


     これから近い将来には、人間に代わりAIやIoTなどがメインとなってくる時代が来ると言われています。しかし、そんな時代にこそ人間は自分で考え自分で動くことが大切になると考えます。ビブリオバトルや図書室、本を通じたアクティブラーニングを通して、その力を少しでも身に付けていただけたと思います。
     今回のバトラーに出場いただいた方々、イベントにご協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございます。

    写真1
    写真2

    [公開日:2017年12月26日]

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