ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

検索

サイト内検索

現在位置

あしあと

    地球環境セミナー「気候変動と脱炭素社会」を開催しました

    • [更新日:2020年2月21日]

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

     
     2月15日(土曜日)、幅広い環境研究に取り組む唯一の国立研究所である国立環境研究所との共催によりセミナーを開催、会場の南コミュニティセンター小ホールが満員となりました。
     最初に、世界の第一線で活躍される国立環境研究所の江守正多さん、塩竃秀夫さん、藤田 壮さんの3名、さらに本市で環境・エネルギー問題に取り組む市民エネルギー生駒の楠 正志さん、そして私から講演を行いました。
     江守正多さんからは、2050年に二酸化炭素排出量実質ゼロという目標は、イヤイヤ努力して達成できる目標ではなく、その時々で可能な取組を積み重ねることで、“発電時にはCO2が排出される”という常識が変わり、脱炭素社会が実現できるという「大転換(トランスフォーメーション)」の道筋が示されました。
     塩竃秀夫さんは、まさに科学者の立場から、温暖化と異常気象の関係を説明され、その対策と適応の必要性を実感させるものでした。
     藤田 壮さんからは、社会転換のための国際規範である「SDGs」を達成するためには、地域新電力の取組が切り札になると呼びかけられました。地域新電力「いこま市民パワー株式会社」を設立した本市に対し、脱炭素社会に向けたイノベーション(変革)を実現する「脱炭素ショーケース」になってほしいと、熱い期待とエールをいただきました。
     生駒市の財産は、高い「市民力」です。楠 正志さんは、市民エネルギー生駒の代表理事として、100%市民出資で実現した太陽光発電事業について紹介していただきました。市と連携して環境問題に参画し、SDGsを達成しよう、と力強く会場に呼びかけられました。
     私からは、まちづくり全体の中で環境問題に取り組むことで、2050年実質ゼロを展望できるとの問題意識から、2つの取組例を紹介しました。1つは、「いこま市民パワー株式会社」による電力事業を切り口にしたまちづくりの推進。そしてもう1つは、移動支援、健康づくり、不用品交換等の様々な機能を持つ複合型コミュニティづくりです。いま力を入れている取組で、今後コミュニティステーションを100か所に広げたいと考えています。身近にコミュニティステーションができることで車の利用が減るなど、まちづくりを進めることが効果的なCO2削減にもつながります。
     環境問題を切り口にしたまちづくりで「地域循環共生圏」の具体化に取り組むことにより、環境問題をセクシー(魅力的)にしたいと思います。
     講演後のディスカッションでは、参加者からいただいた質問に講演者が回答する形で進行され、気候変動と生駒市のまちづくりをつなげて考え、2050年にCO2排出量を実質ゼロにするという野心的な目標の実現に向けて意見交換することができました。
     これからも出演いただいた皆さんと連携しながら、会場の皆さんの熱気を、生駒市の環境まちづくりの実現につなげたいと思います。
    写真1
    写真2

    地球環境のピンチをまちづくりのチャンスに変える

    Adobe Reader の入手
    PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

    [公開日:2020年2月21日]

    ID:20651