消防出初式を開催いたしました(平成28年1月20日)
- [更新日:2016年1月20日]
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15日、総合公園体育館・グラウンドにて、平成28年生駒市消防出初式を開催いたしました。
これは、消防本部・消防署、消防団の人員、装備を検閲してその現勢を把握するとともに、職員・団員の士気を高揚し、市民の皆さまに消防思想の普及徹底を図ることを目的として開催するものです。
当日は、消防職員約90人、消防団員120人のほかご来賓の方々にも多数出席をいただき、式典のほかエンゼル幼稚園幼年消防クラブの皆さん約30人による防火演技、職員・団員による分列行進・放水演習などを行いました
式典での私の訓示は以下のとおりです。
皆さん、あけましておめでとうございます。
本日は多数のご来賓の方々にご出席をいただき、ありがとうございます。また、日頃から本市消防行政・市政全般にご尽力いただいておりますことに感謝いたします。
さて、本市におきましては、火災予防特別対策事業や救急車の適正利用の啓発など、積極的に様々な施策を展開しておりますが、平成27年の火災件数は32件(前年比+12件)、救急件数4,358件(前年比+75件)と増加傾向にあります。また、土砂災害や近年頻発しているゲリラ豪雨による水害のリスクなど、まだまだ課題は多いのが現状です。
それらへの対応として、本年は4月から奈良市との「通信指令業務の共同運用」を開始するとともに、消防本部庁舎の耐震診断や機動第3分団の耐震改修、機動第4分団拠点施設の建設、消防車両の更新など、消防力の強化に向け、様々な事業を予定しています。
また、地域防災計画につきましても、昨年から全面的な見直しを進めており、本年4月に施行する予定です。市職員に対しても、参集訓練や災害対策本部訓練など、いざというときの備えを進めているところでございます。
さらに、本年は消防団によるポンプ操法訓練・大会の年です。
平成25年12月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行され、社会的にも消防団に対する期待が高まっています。消防団員の皆さまは、日頃お仕事等でお忙しいとは思いますが、市民の安全安心の確保のため、より一層訓練に励んでいただき、大会でもこれまでよりも良い結果が出せることを期待しています。
現在、本市消防におきましては、消防改革プロジェクトチームから提言を受け、全職員が一丸となって取組を進めているところでございます。
特に、優秀な人材の確保や人材育成に力を入れております。昨年4月に新規採用した職員は、消防学校においても優秀な成績を残しており、新しい活力により、職場の雰囲気も良くなってきていると聞いております。
引き続き、消防の伝統を引き継ぐとともに、市民の皆さまの安全・安心のため、本日この場にお集まりの全ての人の力を合わせ、より強固な消防体制作りを進めてまいります。
結びに、本年1年の皆さまのご多幸をお祈りし、消防出初式の訓示・挨拶といたします。
平成28年1月15日
生駒市長 小紫 雅史