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    奈良市・生駒市消防指令センターを視察しました

    • [更新日:2018年6月1日]

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     7月13日(水曜日)、生駒市火災予防協会の皆さんとともに、この4月に開設された「奈良市・生駒市消防指令センター」の視察に行きました。

     生駒市火災予防協会の方々には、日頃から市内の消火器街頭設置、防火広報への協力など生駒市の火災予防の普及を目的にご尽力をいただき、感謝申し上げます。

     

     指令センターでは、最新鋭のコンピューターと通信機器を駆使して、119番通報の受信から消防活動が終了するまでを、迅速かつ的確に行うためのシステムが組まれております。具体的には、固定電話やIP電話、携帯電話等からの119番通報に対し、「統合型位置情報通知システム」や「地図等検索装置」などにより、通報者の位置及び災害発生場所を素早く特定し、指令台画面の地図上に表示します。また、災害発生場所や災害規模に応じて最適な部隊を自動的に選別し、迅速な出動指令を行います。さらに、消火栓や様々な建築物の情報を指令センターで一元管理し、消防情報支援システムで出動隊に情報を送ることで、より的確な災害現場活動が可能となっています。

     このほか、聴覚障害者の方などの通報方法として、登録された方を対象にFAXによる119通報を以前から実施していますが、新たな方法としてメール、WEBでの通報が可能となるよう準備を進めています。

     指令センターの人員配置としては、通常時は奈良市の職員6人と生駒市の職員2人で対応しており、大規模災害が発生した場合は、奈良市と生駒市の消防対策本部が、互いに円滑に情報伝達できるよう、作戦室でテレビ会議をしながら情報共有することが可能となっています。

     指令センターは、奈良市八条5丁目の奈良市防災センター内に開設されており、見学が可能ですので、市民の皆様におかれましては、特に自主防災などの取り組みの一環として、是非、一度見学にお越しください。(見学に関するご連絡は、生駒市消防本部警防課 TEL:0743-73-0119まで)

     

     最後に、救急車についてお話したいと思います。

     指令センター員が、通報を受けた時に「サイレンを鳴らさずに来てほしい」と言われることがありますが、サイレンを鳴らさずに走ると、迅速な移動が難しくなるほか、事故の危険性が高まります。法律でも「緊急自動車」として、一般車両より優先して走行することが認められているため、サイレンを停止して出動することはできませんので、ご理解いただきますようお願いします。

     また、平成27年中の救急出動は4,358件で、前年より75件増加し過去最多となりました。救急車の利用を含む救急業務は限りある資源であり、安易な救急車の利用が、真に緊急性を有する人の不利益となることをご理解いただき、市民の皆様が安心して救急車を利用できるよう、救急車の適正な利用をお願いします。

     

    こどもの救急ダイヤル ♯8000  http://kodomo-qq.jp/index.php

    奈良県救急安心センター相談ダイヤル #7119  https://www.qq.pref.nara.jp/qq29/qqport/kenmintop/other/fks323.pdf

    奈良市・生駒市消防指令センター

    [公開日:2016年7月22日]

    ID:6834