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    「第3回ビブリオバトル全国大会inいこま」を開催しました

    • [更新日:2018年3月9日]

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     3月4日(日曜日)に「第3回ビブリオバトル全国大会inいこま」を開催しました。

     ビブリオバトルとは、発表者が面白いと思った本を5分で紹介し、観戦者と3分間の質疑応答を行い、観戦者の投票で一番読みたくなった「チャンプ本」を決める本の紹介コミュニケーションゲームです。 

     中学生、高校生、大学生の各全国大会はありますが、この大会は社会人を含めた年齢制限のない唯一の全国大会です。中学生から70歳代までと幅広い年齢の発表者34人が、北海道から九州まで全国から集いました。観戦者346人が会場一体となって、どよめくように笑い、感嘆し、本の世界を楽しむ姿にビブリオバトルの醍醐味を感じました。


     回を重ねるごとにレベルが上がり、誰が選ばれてもおかしくはない予選を制して決戦に登場した予選チャンプは5人でした。
    それぞれの人柄が表れる語り口で、どの本も読みたくなる中、得票数第1位69票、第2位66票、第3位64票という接戦でチャンプ本に選ばれたのは、『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ/著(ポプラ社)でした。発表者は市内中学生大会チャンプの緑ヶ丘中学校2年生の末次栞菜(すえつぐ かんな)さん。大人も楽しめる絵本で、ふたつの本を合わせて初めて読むことができる「2人で読む本」や「書店婚」など、「あるかしら」という本や本にまつわるシチュエーションが次々と紹介され、本好きの観戦者から共感の笑いを誘いながら、「この書店にはたくさんの出会いがあります。書店の扉をたたいて下さい」と熱く語りました。

     今年も発表者や発表団体からは「中学生のきみに読んでほしい本」としてエッセイを書いていただきました。執筆者の顔ぶれと同じくいろんな顔の本が集まって、本選びの参考になる面白いブックリストです。参加者にお配りするとともに、図書館と市内中学校図書室でも読んでいただけるようにしますので、ぜひご活用ください。


     スペシャルゲストとしてお招きした直木賞作家の辻村深月さんはトークイベントの中で、辻村作品ミニビブリオバトルや装丁についてのエピソードをお聞きするコーナーで市内中高生ファン3人とともにトークを進めてくださるなど、大人はもちろん中高生の心に届く作品を描くストーリーテラーならではの温かくて誠実でチャーミングなお喋りで会場を魅了しました。

     

     会場では生駒のおみやげ、お弁当やお菓子などの販売も行い、「本を愛する人」「愛されている本」「愛される本を書く人」をつなぐ本好きのお祭りとしての一日を、今年も楽しんでいただけたと思います。生駒市図書館は今後も、「人と本、人と人をつなぐ図書館」として励んでいきます。

     ビブリオバトル全国大会(別ウインドウで開く)は、生駒市図書館とビブリオバトル全国大会inいこま実行委員会が共催し、生駒ビブリオ倶楽部や近隣のビブリオバトル関係者の協力で企画運営しています。

     今回のバトラーに出場いただいた方々、イベントにご協力いただきました関係者の皆様、ありがとうございます。

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    [公開日:2018年3月9日]

    ID:12771