新成人の皆さん、成人おめでとうございます！

　9日、たけまるホールにて、平成29年生駒市成人式が開催されました。

　今年は去年より約40名多い1,137名の方が成人を迎えられ、成人式当日には、朝早くから生駒駅周辺に多くの新成人が集まっていました。私も成人式運営委員の皆さんと一緒に受付をし、たくさんの新成人の皆さんとお話させていただきました。

　会場はほぼ満員になり、成人式運営委員の皆さんが企画・運営してくださった式典・記念行事は大変すばらしいものとなりました。式典では、お祝いに来てくれた小学生のメッセージにとても感動しました。また、新成人も市民憲章や誓いの言葉をしっかりと発表してくれました。記念行事も、クロマチックハーモニカの演奏、よさこいの演舞、生駒山麓太鼓の演奏と、どれも迫力のあるもので、その後のビデオレターでは中学時代の恩師によるメッセージを聞き入る新成人の皆さんの姿もとても印象的でした。

　この生駒市で生まれ育ったことを誇りに、今までお世話になった方への感謝を忘れずに、これからの人生をより実りあるものにし、生駒市で、また日本や世界で、益々活躍されることを期待しています。

　式典での、私から新成人への挨拶は以下のとおりです。

　1,137名の皆さま、本当おめでとうございます。今日は私から一つのメッセージと一つのお願いをお伝えしたいと思います。

　一つめのメッセージですが、新成人の皆さんに、是非これからは人の指示を待つのではなく、自分で考えて動く、そんな成人になっていただきたいと思います。

　お正月の箱根駅伝をご覧になった方もたくさんいらっしゃると思うのですが、数年前までは駅伝の世界では全く無名だった青山学院大学が3連覇し、今年度の大学駅伝3大大会を全てぶっちぎりで優勝しました。これはチームの皆さんが監督の指示を待つのではなく、その前に自分たちで色々考えて動いたからこそこのような偉業を達成したと、監督がそう仰っています。

　かつては高度経済成長期で、国や社長といったトップが決めたことをみんなで一生懸命頑張ろうという時代でしたが、今の時代は皆さん一人ひとりがしっかりと考えて、それをトップがうまく取りまとめて一つの力にしていく、今はかつてより順番が逆の社会だと思っています。是非皆さんは人から言われる前に、自ら考えて動ける、そんな成人になっていただきたいと思います。

　もう一つのお願いは、ご両親をはじめ、お世話になった方に、今日中にお礼を言っていただきたいということです。先ほどの話と繋がりますが、成人になるということは、自分で考えて、決めて、行動して、それに責任を持つということです。今まで皆さんはおそらく、自分で考えてやってきたこともあるとは思いますが、ご両親から勧められて進路を決定してきた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。ただこれからは基本的に、皆さんが自分の進路とか大切な判断・決定をする、それが成人になることだと私は思っています。皆さんご自身の力でしっかりと判断をして責任を持っていただく、今日はその記念日だと思っていただければと思います。

　だからこそ、今までしっかりと皆さんを支え、判断を手伝ってくれたご両親、そしてお世話になった方々にお礼を言っていただきたいというのが、私からのお願いであります。今日はお世話になった方に、その方からのある意味卒業、そしてこれからの門出を、お礼という形でしっかりと示していただきたい、これが私からのお願いであります。

　生駒市長として、新しく成人になられ、生駒市でまた他の場所でこれから益々活躍される皆さんに、私からのメッセージとお願いでありました。

　新成人の皆さん、本当におめでとうございます。益々ご活躍いただいて、すばらしい人生を過ごしてください。

　本当におめでとうございました。