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    【新型コロナウイルス】生駒市独自の「感染拡大緊急警報」の延長に伴う市長メッセージ

    • [更新日:2022年9月15日]

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    生駒市は、市独自の「感染拡大緊急警報」を9月12日まで延長することを決定しました。延長の理由及びそれに伴う具体的な措置や支援の内容はこちらのページ(https://www.city.ikoma.lg.jp/0000027101.html)をご覧ください(現在閲覧できません。)。
     
    今回、特に心を砕いたのは夏休み明けの学校再開についてです。
    デルタ株は若年層も感染しやすい特性があります。児童・生徒が学校に集まることで、感染が拡大したり、感染した児童・生徒がそれぞれの家庭内での感染を引き起こしたりすることは、可能な限り防がなければなりません。
    そこで、学校生活の中で特に感染リスクの高い給食と部活動を避けつつ、学びの機会を保障するため、午前は学校で授業を行ったあと、給食をとらずに下校し、午後は自宅でオンライン授業を受けてもらうことにしました。体育や実技を伴う授業は午前中に行い、午後はオンライン対応がしやすい科目を学びます。
    保護者の方からは「全てオンライン対応にしてほしい」「夏休みを延長してほしい」「共働き家庭には、昼食の作り置きが厳しい」「低学年では一人でオンライン授業を受けることが難しい」など、様々な立場からご意見をいただいていますが、学びの保障と感染防止の両方を考えたうえでの結論です。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

    次に、事業者に対する支援です。
    近隣府県で緊急事態宣言が発出されており、本県においても緊急対処措置が出る中、会食や不要不急の外出を控えるよう繰り返しメッセージが出ています。このため、飲食店のお客さんが減っており、また、市外からの飲食客の増加による感染リスク等を考えると、店を閉めたいが、時短や休業への補償がないのは苦しいとの声もあります。
    生駒市は、奈良県に対し、緊急事態宣言等を国に要請するよう、何度も要望してきました。市内外からの人流抑制と、時短営業等の保障としての協力金の支給がセットで実施されるからです。自由に外出し、飲食店を利用できる社会に戻すことが最も重要ですが、希望される市民の皆さまへのワクチン接種が完了するには10月いっぱいかかる見通しです。しかし、現時点で奈良県は緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も国に求める予定はないとのことです。
    引き続き、国や県に責任ある対応を強く求めていくと同時に、飲食店や事業者の経営状態が待ったなしであることも踏まえ、市独自の事業サポート給付金の支給要件の緩和や、昨年好評を得た「さきめしいこま」事業を今年も実施することで、事業者の皆さまを支援します。

    第3は、自宅待機・療養を余儀なくされている方への支援です。
    8月24日時点で、奈良県の自宅待機・療養者数は721人。過去最多を更新し続けています。人口比で言えば、本市にも70人前後の自宅療養者がおられるでしょう。奈良県の保健所の業務がひっ迫しており、感染者に対する入院や宿泊の調整が追い付いていません。病状が急変して亡くなる方もおられますし、感染に留意しながら看病し、日常生活を続ける家族も大変です。
    本市では、自宅待機・療養者に対する買い物支援、要介護者の一時預かりなどの対策を用意していますが、県から自宅待機・療養者の情報をいただけないため、当事者からの連絡を待つだけになっています。市から働きかけることができるよう、情報を提供してもらえないか、県には引き続き要望していきます。

    最後になりますが、皆さまに2つお願いがあります。
    1つ目は、ワクチンの接種についてです。7月中には希望する高齢者への接種が完了し、10月中には、希望するすべての市民が接種を完了できる見込みとなりました。しかし、若年層を中心に接種控えの傾向が報道されていることなどもあり、感染拡大を抑止する効果が限定的になってしまう懸念が生じています。
    ワクチン接種は強制するようなことがあってはなりませんし、接種しない人が不当な扱いを受けることがないようにしなければなりません。健康上の理由等でどうしても接種できない方もおられます。しかし、科学的な根拠に基づかない情報などを聞いて不安な人は、ぜひかかりつけ医への相談や厚生労働省のホームページから正しい知識を得て、早期の接種検討をお願いします。
    本市も接種率向上のため、接種できる診療所の情報の提供、夜間の接種体制の整備を進めています。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

    2つ目は、マスク着用の徹底や不要不急の外出自粛など、感染防止の基本を改めてお願いします。ワクチンを2回接種しても感染リスクがゼロになるわけではありませんし、ご家族や友人などを感染させる可能性があります。引き続き、マスクの着用を継続してください。また、会食は極力控え、買い物などでの外出もなるべく混雑しない時間帯を選んで必要最小限の人数・頻度にしていただくことに加え、通勤についても時差出勤やテレワークなどのご活用をお願いします。

    ワクチン接種が進む中、最後の踏ん張りどころです。皆さまのご理解・ご協力を今一度よろしくお願い申し上げます。

    生駒市長 こむらさき雅史


    [公開日:2021年8月25日]

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