生駒市初のこども園「南こども園」が開園しました

　待機児童の解消や質の高い保育と教育の提供を目指し、生駒市初となる「南こども園」を平成28年4月1日に開園しました。12日には生駒市議会議長をはじめ、多数のご来賓をお迎えして竣工式典を行いました。大変お忙しい中、お祝いに駆けつけていただきました皆様に心から厚くお礼を申し上げます。

　南こども園は、みなみ保育園と南幼稚園の園舎が老朽化し、大規模な耐震工事が必要であったことから、両園を統合し、旧南幼稚園の敷地内に建設したものです。

　鉄骨造り2階建てで、3，949平方メートルの敷地に建築面積1，557平方メートル、延床面積2，569平方メートルの規模となっており、1階部分には、リズム室のほか、3歳児クラスが3室、0～2歳児クラスが各1室ずつ、計6室と厨房室、職員室を配置しています。2階部分には、4歳児クラスが3室、5歳児クラスが3室の計6室と保育園児のお昼寝の部屋としても活用している多目的室があります。

　また、年齢に応じた遊びの空間を考慮して、園舎の北側に低年齢児の園庭を、園舎の南側には多彩な活動ができる園庭を配置しており、この園庭からは四季折々に移り変わる生駒山を見上げることができます。

　さらに、57キロワットの太陽光発電を設置したほか、安価な深夜電力を活用できるリズム室の床暖房システムや給湯システム、全館の照明にはLEDを、窓ガラスはペアガラスとするなど、環境モデル都市いこまにふさわしい施設となっています。

　開園時には、園児246名、職員58名の体制でスタートしており、竣工式の日には、青空のもと春の日差しをいっぱいに浴びた保育園、幼稚園それぞれの園児たちが元気に園庭を駆け回る姿を目にすることができました。そうした園児たちの心弾む気持ちをしっかりと受け止め、安心・安全な環境づくりと夢中になって遊びを楽しめ、自分の良さを発揮し、自信が持てる経験をこの南こども園で培っていってもらいたいと思っています。

　今後とも、保護者の皆様、地域の皆様、そして南こども園が一体となってすべての乳幼児の健やかな育ちを実現すべく全力で取り組んでまいります。