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    市内バス路線の維持に向けた取組みついて

    • [更新日:2023年10月26日]

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     10月25日、市内路線バス再編についての報道がありました。

     本市は、令和4年3月に奈良交通㈱から市内バスの廃止・見直しに向けた協議の申し入れを受けて以降、地域の皆さまの日常的な移動手段を何としても確保するという強い意志をもって取り組んでいます。


     バス路線の維持拡充のため、本市は奈良交通㈱に対してコロナ対応、燃料費等の物価高騰対応を含む運営支援として、令和4、5年の2年間で合計約1億1千万円を支援しました。また、バス利用促進に向け、対象路線ごとに地域住民の皆さまと奈良交通㈱と市の3者で情報を共有し、持続的な運行確保に向けてきめ細やかに協議や調整を重ねているところです。

     奈良県中南和地区と比較し、さらなる補填を求める声もありますが、国や県から補助を受けるには、1日150人未満の利用であることや市域にまたがる幹線であることが条件になっています。本市のバス路線の多くは市内で完結し、利用者も150人を大きく超えているため、国や県からの支援を受ける条件には適合せず、補填する場合は全て市の負担になります。

     

     市域全域のバス路線を維持していくために、市内のバス路線全体で利用者の増加を目指しています。対象路線付近以外にお住いの市民の皆さんも、まずは月に1度マイカーではなくバスを利用していただく日を作ってもらえないでしょうか。

     市も、8月に引き続いて11月にもバス運賃100円DAYを実施し、利用促進喚起に取り組みますので、ぜひご利用ください。


     本市のバス路線は、通勤や通学に利用されており、定時・定路線で一定の輸送量を確保することが必要です。市も必要な支援をできる限り行いながら、既存のコミュニティバスの他、グリーンスローモビリティなど新しい移動手段も組み合わせて地域の移動を確保できるよう対応を模索していきます。

     この報道を機に一人でも多くの方に公共交通や地域交通のあり方に関心を寄せてもらい、共に考え、行動していただきたいと思います。

     どうぞよろしくお願いいたします。


        生駒市長 こむらさき雅史


    [公開日:2023年10月26日]

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