電気柵(鳥獣害対策用防護柵)の管理徹底について(平成27年7月23日)
- [更新日:2015年10月8日]
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
平成27年7月19日、静岡県西伊豆町におきまして、鳥獣害対策用に設置されました電気柵による感電による死傷事故が発生いたしました。お亡くなりになられました方にはお悔やみを申し上げますと共にケガをされた方には1日も早いご快復をお祈り申し上げます。
なお、農業に対する鳥獣害被害は全国的に増加傾向であり、本市も例外ではありません。大切な農産物を被害から守るために、本市でも平成21年度から、「生駒市有害鳥獣被害防止対策事業補助金」を交付し、電気柵を含めた被害防止の装置に対する支援を進めています。電気柵の補助対象者数は、平成27年7月現在60ヵ所となっています。このほかに市の支援なしに独自に電気柵を設置している農家もあります。
電気柵は、正しく設置されている場合、触れても直ちに命に係わるようなものではありませんが、むやみに電気柵に近づくことには一定の危険も伴う場合があります。
このため、今回の事件を受け、本市では以下の取組みを行っています。
- 補助対象者
・電気柵が正しく設置されているかの再確認
・看板は周囲の方に容易に視認できる位置や見やすい間隔での設置確認(看板については、必要に応じて市から無償提供することとしています。) - 農家区長
・電気柵設置者への適正な設置指導
・断線等がないかの再点検や継続的な見回りの実施
・看板設置が望ましい場所の指導 - 市民への注意喚起
・Webサイト(別ウインドウで開く)にてお知らせ
・ポスターの掲示
・小学校、中学校、幼稚園、保育園へのチラシの配布
夏休み期間に入り、子どもたちの行動範囲の拡大等の人出の増加が見込まれる時期です。市民の皆さまにおかれてもご留意お願いいたします。
(注意)電気柵とは
農地などで高圧の電流による電気刺激によって、野生動物の進入を防止する「さく」のことです。生駒市では、イノシシなどの野生動物が農作物に被害を与えないように、進入を防ぐために農地などに設置されております。これから、水稲の出穂時期にかけて設置個所が増加する見込みです。