生駒市立生駒北学校給食センターの開所式を開催しました
- [更新日:2019年8月23日]
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8月21日水曜日に、生駒市立生駒北学校給食センターの開所式を開催しました。
生駒市ではPFIを活用した生駒北学校給食センターの整備を平成30年1月から進めてきました。新しい学校給食センターでは、小学校の給食を提供する施設として、一日7,500食を調理し、衛生管理システムの導入や食物アレルギー専用調理室を設置するなど、安心・安全な学校給食を9月4日から提供します。
新施設の主な特徴としましては、以下の8つがあります。
(1)アレルギー専用調理室の設置
アレルギー対応食(最大160食)を提供できる専用調理室を設け、「乳・卵・えび・かに」の4品目を完全に除去した給食を提供します。
(2)ドライシステムの導入と汚染作業区域・非汚染作業区域の明確なゾーニング
床に水が落ちない構造の施設・設備、機械・器具を使用し、床が乾いた状態で作業するドライシステムを導入し雑菌の繁殖を防止します。また、食材の汚れを落とす「汚染作業区域」と調理作業を行う「非汚染作業区域」に分け、調理員が各区域入室前に衛生チェックを行う前室を設置することにより、交差汚染を防止します。
(3)HACCP(ハサップ)対応
HACCPの概念に基づいた直線的な最短動線で作業を行い、効率化を図ります。また、食材がスムーズに流れ、常温放置されることなく、適温管理しながら移動・受渡しを行い、食品原料の受入れから製造・出荷までのすべての工程において、危害の発生を防止するための重要ポイントを継続的に監視・記録します。
(4)スチームコンベクションオーブンの導入
「焼き」と「蒸し」を同時に行う「スチームコンベクションオーブン」を4台導入。幅広いメニューの提供を行うとともに、ふっくらと仕上がり、今まで以上においしい給食を提供していきます。
(5)泥落とし室を設置
泥落とし室を設置し、採れたての新鮮な地元野菜の泥を洗浄します。地元農業者と連携し、新鮮な野菜を活用した給食提供に取り組み、地産地消を進めていきます。
(6)環境負荷の低減
自然採光や太陽光発電の配備、オールLED化、生ごみのリサイクル処理などにより、環境負荷への低減を図り、省エネルギー化に努めています。
(7)切妻屋根のデザイン
センターの屋根は、自然豊かな生駒の景観に配慮し、生駒山の山並みと調和する切妻屋根のデザインを採用しています。
(8)見学室の設置
2階からは調理・洗浄区域を市民や保護者が見学できます。見やすくするため一部に上下170cmの大窓を採用しています。
生駒市では、この給食センターの開所を新たなステップとして、給食と食育のさらなる充実に向け取り組んでいきます。
生駒北学校給食センター建設に際し、ご理解とご協力を賜りました地域の住民の皆様方、工事関係者の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。

