株式会社アルソックと認知症の徘徊者を地域で見守るための協定を締結
- [更新日:2017年3月6日]
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本日、綜合警備保障株式会社アルソックと「みまもりタグを活用した地域の見守り体制整備・活性化に関する包括協定」の締結式を執り行いました。
この協定は、アルソックが開発したBluetooth発信機「みまもりタグ」を活用した見守り体制の構築に関する取組が、国土交通省のモデル事業に選定され、生駒市を含む全国10市町村が対象地域として、このアルソックの取組に協力するものです。
具体的には、「みまもりタグ」を持った高齢者からの発信を感知器でとらえ、当該高齢者の位置情報が自動的にアルソックの専用サーバーに送信されます。万が一の際には、ご家族などがそのサーバーにアクセスし、探索活動に利用することができるため、早期発見につなげることができます。
この度、アルソックから生駒市に対して、この「みまもりタグ」220個、みまもりタグを収納する「専用靴」220足、位置情報の提供基地局「感知器」260台を無償で貸与していただくこととなりました。
今回の「みまもりタグ」の活用については、2点の工夫が施されています。
まず一つ目は、みまもりタグがBluetooth型の発信機なので、バッテリーの持ちがよく、充電忘れによるバッテリー切れの心配が少ないことです。また小型であるため、持ち運びにくいという点が大きく改善されており、靴に搭載しても分からない形状となっております。
次に二つ目は、生駒らしい、市民力を活かした地域での見守りが可能になることです。260台の感知器を貸与していただきますが、市民の皆様が専用アプリをインストールすることで、位置情報を感知するポイントとなる仕組みで、感知ポイントが多くなればなるほど、高齢者の位置情報の把握がより正確になるわけです。また、奈良交通株式会社もバスに感知器を設置して下さっています。
今後は、行方不明となるおそれのある高齢者にタグを配布するとともに、市民の皆様や事業者様に対し、専用アプリのインストールをお願いしてまいります。
まさに、「市民が市民を守り、支える」というまちづくりをさらに具体化したいと思います。皆様のご協力をお願いいたします。



感知器
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