新型コロナウイルス感染症対策として「特別救急搬送専属隊」の運用を開始しました
- [更新日:2020年4月27日]
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現在、生駒市消防本部では、新型コロナウイルス感染症が疑われる傷病者(感染者を含む)の救急搬送による市民や他の職員への二次感染を防止し、消防力の維持を図ることを目的に4月15日から専用救急車の運用を開始しています。
一方で、今後更に新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる傷病者(感染者を含む)の救急事案が増加する事態に備え、本日(4月27日)から「特別救急搬送専属隊」の運用を開始し、消防本部にて発隊式を行い、下記のとおり激励しました。
第1次専属隊に配備された隊員は9名(3名×3交代制)で、任務は概ね1か月間とし、今後の状況によって第2次隊以降の運用を計画しています。
なお、専属隊の運用を開始しても、人員の調整により、その他の出動隊を減隊することなく対応していることを申し添えます。
特別救急搬送専属隊(第1次専属隊員)
第1中隊
藤原 消防司令補、岡本 消防士長、長谷 消防士
第2中隊
駒井 消防司令、安塚 消防士長、大宮 消防士
第3中隊
井上 消防司令補、小泉 消防士長、笹田 消防士長
<市長からの激励>
今回、特別専属隊の発足に際し、34名もの職員が隊員に志願してくれました。市長として、何より心強く、うれしく感じています。
消防職員の皆さんは、常日頃から災害現場の最前線に立ち、時には命の危険を顧みず、市民の安心安全に全力を尽くしていただいていますが、昨今の新型コロナウイルスの感染が拡大の中、ますます緊張感を持ち、最前線で奮闘いただいていることに、心から感謝と敬意を表します。
一方、このような状況の中で、市民から救急車に乗るときに「新型コロナウイルスの影響が心配」との声が少なからず挙がっていることも事実です。また、消防職員が感染し、消防・救急・救助その他生駒市の消防業務に大きな支障が生じるリスクを可能な限り低減し、市民の安全・安心を守る体制を確保し続けることが何よりも大切なことです。
このような背景を受け、皆さんの中から専用救急車の配置、専属隊の配備の声が上がり、スピード感を持って実現につなげていただきました。34人の志願者の中から選ばれ、今回、専属隊員として活躍していただく9人は、業務中はもちろん、業務を離れた日常生活においても気を遣うことが多々あるかと思います。そんな業務に当たっていただく皆さんに心から感謝申し上げます。
専属隊員の9人を送りだしてくれたご家族の理解にも感謝を申し上げますとともに、この9人が新型コロナウイルスの関係業務に専従することにより、他の救急・救助・消防その他の業務に負担が増しますが、それに対応してくださる他の消防職員の皆さんにもお礼申し上げます。
何より大切なのは、消防職員の皆さんが感染せずに消防業務をしっかり継続していくことです。とはいえ、リスクの大きな現場で活動しなければならないこともあるかもしれません。しっかりと自分の身を守りながら、市民の安心・安全のため、全力で取り組んでいただきたいと思います。
今回の取り組みは、全国でも先進的な取り組みで、多くの皆さんからも注目が集まっています。生駒市消防職員の誇りをもって、安全に万全の配慮をしながら活動してください。
