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    「特別救急搬送専属隊」の解隊式を行いました

    • [更新日:2023年5月12日]

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     令和2年4月27日に発隊した「特別救急搬送専属隊」の解隊式を行いました。

     専属隊は、新型コロナウイルス感染症が疑われる傷病者(感染者を含む)の救急搬送による市民や他の職員への二次感染を防止するために運用してきましたが、新型コロナウイルス感染症が感染症法上「5類」に引き下げられたことを受け、解隊しました。

     今後は、新型コロナウイルス感染症に必要な感染防止対策を施した、通常の救急隊が搬送します。


     なお、解隊にあたり、これまで特別救急搬送専属隊に選任され従事した47名の職員に対して、私から業績表彰を授与しました。


    【これまでの活動実績】

    ■選任期間  令和2年4月27日午前9時から令和5年5月8日午前8時30分まで

           (令和2年7月1日から7日の7日間、令和3年12月1日から令和4年1月6日の37日間を除く)

    ■選任隊員  47名(第1次隊から第34次隊までを選任)

    ■出動件数  576件

    ■搬送人員  585人(うち陽性者448人)


    (市長からの挨拶)

     3年以上に渡り、特別救急搬送専属隊に従事してくれた47名の隊員の皆様、本当にありがとうございました。

    奈良県で最初に新型コロナウイルス感染症の患者が発生しましたが、当初はどのようなウイルスなのか全く分からない中で、生駒市消防本部では非常に早い段階から特別救急搬送専属隊を発隊しました。これは、私の指示というよりも現場の消防の中から出てきた取組みであり、本当にありがたいことでした。

    新型コロナウイルスが「どのくらい感染するのか」「感染すれば重症化するのか、死亡するのか」よく分からないウイルスとの情報の中で、特別救急搬送専属隊の隊員に志願していただきましたが、隊員の中に高齢者や小さな子どもと暮らしているなどの事情もあり、家族との接触にも気を使いながら、ただでさえ激務の中で新型コロナウイルス感染症の救急対応を進めていただきました。当初の専属隊の皆様から、その経験を引き継いだ34次隊の隊員、家族や関係者の皆様にも是非、私からのお礼の気持ちを伝えていただきたいと思います。

    3年以上に渡る特別救急搬送専属隊の長期間の活動は全国の消防のみだけでなく、新型コロナウイルス感染症対策に大きな一石を投じた大変意義のあることだったと思います。新型コロナウイルス感染症患者への安全、安心に繋がったこともさることながら、通常の救急隊と分けることにより、通常の救急搬送への影響も最小限に抑えられたことが、非常に大きな意味があったと思います。

     今後、皆様には次の2点をお願いしたいと思います。一つ目は、この3年余りの間、特別救急搬送専属隊として従事してもらいましたが、これで新型コロナウイルスが無くなり終わったわけではありません。今後、新型コロナウイルスの感染が広がっていくのかは専門家でも分からないことであり、しばらくの間は医療体制も不安定となると思います。そんな中で救急業務も不安定な状況になるかもしれませんので、十分な対応をお願いします。二つ目は、この3年余りの取組みに皆様ご苦労いただいたこと、どうすればもっと対応できるとか、また同じような感染症が起こったらどのように対応すればいいのか、47名の皆様、そしてそれを支えた皆様が改めて振り返りを行い、次に備えて、それが他の消防の参考となるように情報を発信してください。

     最後になりますが、3年余りの新型コロナウイルス感染症への救急対応を心から感謝するとともに、これからも市民の安全、安心を守るために全力で職務の遂行にあたっていただきますよう心からお願い申し上げまして、感謝とお礼の言葉とさせていただきます。皆様本当にありがとうございました。


    特別救急搬送専属隊解隊式の隊員
    特別救急搬送専属隊解隊式の様子
    表彰状授与の様子

    [公開日:2023年5月12日]

    ID:32500