民生委員・児童委員の一斉改選に伴う感謝状及び委嘱状伝達式を行いました。
12月1日(木曜日)に民生委員・児童委員の一斉改正に伴い退任される方への感謝状と、新任及び再任の方への委嘱状の伝達式を行いました。
会場では厳かな雰囲気の中、長年に渡り民生委員・児童委員としてご活躍いただいた皆様と新たに民生委員・児童委員に就任される皆様を前に大変身の引き締まる思いで伝達式を執り行わせていただきました。
伝達式では、11月30日付けで民生委員・児童委員としての任期を終えられた方のうち6年以上在籍された44名の方に厚生労働大臣からの感謝状を、3年以上在籍された64名の方に奈良県知事からの感謝状をお渡しいたしました。また、退任される民生・児童委員の皆様に市から行政功労表彰もお渡しいたしました。この度、退任される皆様には長年に渡り地域福祉を推進する中心的な担い手として、更には行政と地域をつなぐパイプ役としてご活躍いただきました。様々な困難なケースに向き合い、御苦労いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
続いて、民生委員・児童委員の3年の任期が終了したことによる一斉改選に伴い、12月1日から新たに民生委員・児童委員に就任される168名(今期は奈良県へ増員の要望を行い6名の増員が認められました。)の皆様には厚生労働大臣からの委嘱状をお渡しいたしました。
さて、本市では今後10年間に後期高齢者の増加率が全国で上位5%に入るなど急速に高齢化が進むとともに、合計特殊出生率は全国平均より低くなっているため、高齢化が一層顕著となります。こういった中、ひとり暮らし高齢者の増加、貧困、虐待などの問題、また、子どもたちの学力や体力の低下、主体性の低下といった問題もあり、高齢者と子どもたちを取り巻く環境は大変厳しいものがあります。
本市では「介護予防」先進地として、健康で生きがいのあるまちづくりを積極的に進めており「高齢化」をネガティブなワードとして捉えるのではなく、地域で主体的に先進的な取組みを創出して地域の方々がいきいきと暮らしていけるようなまちづくりを目指して取り組んでおります。
今後も、民生委員・児童委員の皆様方にはたくさんのお力添えをいただくことになりますが、地域福祉の向上のために、何卒よろしくお願い申し上げます。
また、ご退任される方におかれましても、引き続き福祉行政へのご支援とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
市民の皆様へも、この3年に一度の機会に、民生委員・児童委員(別ウインドウで開く)について改めてご理解いただきたいと思います。
