【新型コロナウイルス】生駒市独自の「感染拡大緊急警報」解除に伴う市長メッセージ

　本日、本市は、生駒市独自の「感染拡大緊急警報」を3月21日で解除することを決定しました。

　本市では、新型コロナウイルスワクチン接種を加速化し、また、市のイベントや公共施設における換気の徹底、市民の皆様への普及啓発などの感染拡大防止に全力で取り組んできました。
　その結果、高齢者のワクチン3回目接種率は84.1％、全世代での3回目接種率も37.0％（17日13時30分現在）となり、県内12市でトップレベルの水準となっています。また、市民・事業者の皆様のご理解・ご協力により、感染者数や病床使用率なども減少傾向が明らかとなっており、対策の成果が見られることから、今回の警報解除に至ったものです。

　しかしながら、感染者数の減少幅が予想よりも小さく、感染が長引いていることも事実です。病床使用率も低下傾向にあるものの、まだ50％を超えています。自宅待機・療養者も、県全体では約1万人、市内にも1,000人近い自宅待機・療養者がいる計算となります。
　園児、児童、生徒など、10代までの感染者も多く、感染状況はまだ予断を許さない状況です。

　したがって、本市では、近隣地域のまん延防止等重点措置が解除されることも踏まえ、警報は解除いたしますが、市のウェブサイトは黄色への変更にとどめ、公共施設や市のイベント等の一部制限は継続することとしています。

　なお、昨日、奈良県からの発表があり、市内の自宅待機・療養者の情報が、18日からようやく市町村に提供される運びとなりました。これを受け、本市では、22日（火曜日）から「自宅待機者・自宅療養者支援センター」を本格稼働し、県から提供のあった生駒市民の自宅待機者・療養者のすべてに対し、こちらから「プッシュ型」で連絡を行います。
自宅待機・療養に関する不安や困りごとに関する相談、健康状態の確認、生活支援や感染防止支援のご紹介とニーズへの対応、健康状態が悪くなった場合に対応してくださる医療機関の情報提供など、不安を抱える皆様に寄り添った、きめ細やかな対応を進めます。

　警報は解除しますが、送別会、歓迎会などのシーズンでもあり、人と会う機会も増えることと思います。新たな変異株に関する情報も出てきました。特に飲食などが伴う場合は、感染防止に細心の注意を払っていただくよう、お願いいたします。

　　　　　生駒市長　小紫（こむらさき）雅史