近畿大学洋弓部の練習場を訪問しました。
- [更新日:2016年12月15日]
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12月2日(金曜日)、生駒市西菜畑町にある近畿大学洋弓部(アーチェリー)練習場を訪問し、同部監督の山田秀明氏と、同大学職員でロンドンオリンピック銀メダリストの古川高晴氏と意見交換を行いました。
生駒市と近畿大学は、本年4月に包括連携協定を締結しており、今回の訪問、意見交換もその一環として、生駒市におけるスポーツ振興や、スポーツを通じた教育、地域連携の在り方について意見を交わしました。
山田監督は、昭和55年から37年もの長きにわたり近畿大学洋弓部の監督として指導されており、学生王座決定戦では、男子は19連覇を含めて29回、女子は13回も優勝に導いておられます。また、バルセロナ、シドニーからリオデジャネイロオリンピックまで、卒業生まで含めると14人もオリンピック代表選手を輩出しておられ、指導者として素晴らしい実績をお持ちです。
古川選手は、平成24年のロンドンオリンピック男子個人銀メダル、平成27年世界選手権男子個人銅メダル、リオデジャネイロオリンピック男子個人8位入賞など、世界を相手に実績を残し、現在は近畿大学の職員でありながら洋弓部のコーチとして、後進の指導にも力を注いでおられます。
現場に行って感じたのは、まず、アーチェリーの70メートルという的までの距離の遠さと、それを正確に射抜く競技者の技術と集中力の高さです。
アーチェリーの弓を引くだけで、かなりの力が必要なことも驚き。筋トレもかなり取り組んでいるとのこと。
中でも、特に興味深かったのは、試合に臨む姿勢です。トップレベルの選手ほど、試合中は自分のことに集中し、相手を気にしないとのこと。古川選手からは「アーチェリーをする人には、冷静沈着な人が多いかも」との話もありました。
たしかに古川選手とのやり取りの中で、その立ち振る舞いに感心することが多かったです。
この集中力は、教育とも関連づけられます。山田監督、古川選手に小学校への訪問いただくこと、子供たちにアーチェリーに触れる機会をいただく方向で検討を進めていきます。
生駒の洋弓場から、古川選手を始め東京オリンピックで金メダルを獲得する選手が出ることを期待しています。
