ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

検索

サイト内検索

現在位置

あしあと

    【新型コロナウイルス】市主催の事業が再開。市民の活動も少しずつ戻ってきました

    • [更新日:2020年10月1日]

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

     

     昨夜、生駒市街を大輪の花火が彩りました。これは、生駒商工会議所青年部の皆さまが、新型コロナウイルス退散を祈念し、サプライスで企画・実施されたものです。
     SNS上でも「感動した」「気分があがった」「思いがけない感動をありがとう」などの投稿がアップされ、多くの方々が喜びとともに花火を眺められたことが伝わってきました。関係者の皆さま、ありがとうございました。

     新型コロナウイルス新規感染者は落ち着きを見せており、生駒市では、3週間、新規感染者ゼロが続いています。国によるイベントや演劇・映画館などの収容人数などの制限も緩和され、本市もイベント開催基準を見直しました。国の観光需要の喚起策「Go Toトラベル」も、今日10月1日から東京発着の旅行が対象に加わりました。
     これらの状況を踏まえると、令和2年度の後半、10月の始まりとともに、感染対策を講じながら、事業活動の活性化、イベントを含むコミュニティや人の集まる場の再開をしっかりと進めていくことが必要です。 

     新型コロナウイルスの感染拡大から半年以上が経過し、事業者の経済状況も深刻化しています。公的な支援を申請する事業者が後を絶たず、全国的に見ても倒産する事業者が出ている状況にかんがみれば、今事業者を支援しなければ手遅れになるタイミングだと考えます。
     また、高齢者、障がい者、妊婦や子育て層をはじめとして、集まって話をする、健康づくりをするような場所が奪われたことの影響は計り知れず、半年以上経過した今、少しずつでも集まりの場を再開しなければ、健康状態の悪化、孤独死、産後うつや虐待など、取り返しのつかないケースが発生する可能性も小さくありません。

     感染のリスクをゼロにするだけでよいのであれば、これからもSTAY HOMEすることがベストかもしれませんが、市民の福祉や幸福全体を考えれば、感染防止策を講じながら、事業活動やコミュニティ活動を再開・推進していくことが必要な時期に来ています。

     生駒市では、全国初の取り組みとなる「さきめしいこま」「さきめしプラス」を実施し、先日大好評のうちに完売しました。市民の皆様のご利用が、市内事業者の大きな力になっています。10月からは、「いこまめぐり券」「生駒市宿泊補助事業」が始まります。観光関係事業者を含む市内事業者の支援をさらに進めます。

     生駒市主催の事業も再開し、市民の参加も少しずつ戻ってきました。
     また、自治会や市民団体による活動を促進するため、市の公共施設の利用制限の一定条件下での緩和や、活動再開にあたって参考にしていただくべきチェックリスト等の作成などを行っています。100歳体操や高齢者のサロンなども少しずつ再開してくださっています。このようなコミュニティの動きを一層支援してまいります。

     もちろん、これからの季節は、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザとの同時流行の懸念もあり、検査体制を含めたウイルスへの備えは不可欠です。
     また、感染者が減少傾向であっても、クラスター感染がおこるリスクは消滅したわけではなく、感染予防対策を一気に緩めることはできません。単に経済活動やコミュニティの活性化だけに邁進するのではなく、感染状況を日々確認し、必要な感染防止対策を引き続き維持していく必要があります。

     STAY HOMEの時期に、改めてお住まいの地域、生駒市の素晴らしさや、地域活動や事業活動のありがたさに気付いた人もおられることでしょう。コロナウイルスの感染拡大により奪われたコミュニティでの機会や事業者の経済的損失は大きいですが、市民や事業者の生駒愛や地域への誇りは、コロナ以前よりも強くなっていると思います。 
     新しい事業スタイルを構築したり、オンラインを活用した活動を行う事業者や団体も増えてきました。

     市制50周年まであと約1年。
     市民の皆さんはもちろん、各事業者や団体の現状や課題を共有し、新しい挑戦や活動を支援しながら、新型コロナウイルスの感染拡大を乗り越えて、次の50年も成長を続ける生駒を実現するため、コロナ禍ではありますが、市民や事業者の皆様ととともに、実りの多い豊かな秋になるよう全力で頑張ります。

     とても気持ちのいい季節です。皆様も感染防止に留意しながら、少しずつ街に出かけてみませんか。


                   生駒市長 小紫(こむらさき)雅史


    [公開日:2020年10月1日]

    ID:23496