地域活動スキルアップ講座 レポート
- [更新日:2025年10月3日]
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共感を広げるスキルや活動に役立つノウハウを学びましょう

すでに市民活動を実践している人やこれから活動しようとしている人達が、活動に役立つ知識やスキルを共に学ぶ「地域活動スキルアップ講座」を実施しました。
各講座ともに参加者同士の交流時間もあるので、仲間づくりにも役立ちます。
〈募集は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。〉

円滑に話し合うための ファシリテーション術
家族、学校、仕事、地域…。どんな場所でも必要な「話し合い」。料理に下ごしらえや段取り、時にはスパイスが必要なように、より豊かな話し合いをつくるためにも「ファシリテーション」と呼ばれる技術が必要です。数多くの対話の場づくりに携わってきた講師から、意見を聞くコツや話し合いを円滑に進めるコツを学びましょう。会議が苦手な人も大歓迎です。

こんな人にオススメ!
・話し合いを効果的に進めたい人
・みんなが意見を出しやすい環境のつくり方を学びたい人

概要
◇と き 9月6日(土曜日)10時~12時
◇ところ 生駒市テレワーク&インキュベーションセンターIKOMA-DO
◇講 師 NPO法人場とつながりラボhome’s vi 山本 彩代さん

【プロフィール】
京都市伏見区や綾部市での市民活動支援を経て、現在は企業や福祉法人での研修や組織変革支援に携わる。関わる人や場の“らしさ”を活かし、未来をともに“つくる”実験をするひと。共著に「はじめてのファシリテーション」(昭和堂)、「描いて場をつくるグラフィックレコーディング」(学芸出版社)など。

講座レポート
話し合いをもっとスムーズに、楽しく進める工夫を学びました。最初は「アイスブレイクの使い方」。実際に場の空気をやわらげて、初めて会った人とも自然に意見を交わせる体験をしてから、会議の目的に合わせてどう使えるかを学びました。
次に「いい会議」と「悪い会議」を振り返り、参加者全員が目的やゴールを共有できるかどうかが質を左右することを実感。ほかにも、効果的な問いかけや観察・ふりかえりの工夫、人数やレイアウトを活かした場のデザインなど、すぐに使えるアイデアがたくさん紹介されました。
参加者からは「意見を出しやすい場づくりのヒントが得られた」「違う立場の人と話し、自分と異なる視点を見つけることができた」といった声が寄せられました。


きっとできる はじめての居場所づくり
地域にこどもの居場所や多世代が立ち寄れる場所が、もっとあればいいなと感じたことはありませんか。いつでも来て、いつでも帰れる。一人でもいられるし、誰かと話すこともできる。やってみたいことに挑戦できる…。そんな場所は、日々の暮らしをあたたかくしてくれます。「ここにいたい」と思える場を地域にひらくヒントを、一緒に探してみましょう。

こんな人にオススメ!
・孤立・孤独を防ぐ、多世代交流の場をひらきたい人
・こどもたちが安心して過ごせる場を地域につくりたい人

概要
◇と き 9月13日(土曜日)10時~12時
◇ところ コミュニティセンター(セイセイビル)
◇講 師 認定NPO法人CS神戸 事務局長 飛田 敦子さん

【プロフィール】
中学生のときに阪神・淡路大震災を体験。スウェーデンやタンザニアでの留学を経て神戸に戻り、2004年にCS神戸に入職。NPOや居場所づくりに関する相談業務や各種研修の企画運営に携わり、年間40団体、500名が新しくアクションをおこすサポートをする。神戸学院大学非常勤講師、神戸市総合基本計画審議会委員など。

講座レポート
まず、少子高齢化や世帯の変化といった生駒市の現状をデータで確認し、誰もが安心して過ごせる居場所の必要性が高まっていることを共有しました。その後、講師から居場所の定義と多様なスタイルがあることを学びました。支える人と支えられる人を固定化しないこと、多様なメンバーで構成すること、バザーや講座など小さな経済活動を取り入れて持続性を高めるといった実践的な工夫が紹介、質疑応答では仲間を集める工夫やチラシづくり・資金計画などわかりやすい助言をもらいました。
参加者からは「具体的な事例を聞けて良かった」「まずは仲間づくりから始めてみようと思えた」などの感想があり、前向きな一歩につながる講座となりました。

スマホで簡単 伝わる縦動画撮影のコツ
文字に比べて5,000倍の情報を伝えることができるといわれる動画。スマホで簡単に撮影できますが、活動を記録として残すだけでなく、魅力や想いを届ける動画にするには、ほんの少しのコツと工夫が必要です。プロのカメラマンが、初心者にもわかりやすく基本をレクチャー。撮影前の準備からスマホ動画の撮影・構図・構成まですぐに活かせる技術を学びましょう。
*今回は編集方法ではなく撮影方法を学びます。

こんな人にオススメ!
・SNSで自団体の魅力を発信したい人
・動画撮影の基本を身に着けたい人

概要
◇と き 9月20日(土曜日)10時~12時
◇ところ 生駒市テレワーク&インキュベーションセンターIKOMA-DO
◇講 師 映像ディレクター 北島 ノブアキさん

【プロフィール】
テレビ局で10年以上、報道・ドキュメンタリー・情報番組など幅広く撮影を担当するカメラマン。現場で培った経験を活かし、専門学校講師として映像教育にも従事。「映像は記録ではなく、伝える手段」であるとの信念をもち、想いに寄り添いながら地域の活動や人の営みを支えている。3児の父。生駒市在住。

講座レポート
撮影のポイントは「観察」から始めること。被写体の良さを見つけてから撮ると、伝えたいことが決まることに気付きます。さらに、構図は3つのコツを活用するだけで、だれでも撮影スキルが上がることを学びました。後半は、ジェンガを使って撮影の実践。真剣な表情を撮る人、会場全体の盛り上がりを撮る人、震える手元を撮る人、それぞれが伝えたいことを意識しながらカメラを構えました。誰が倒れる「瞬間」を撮影するのかドキドキしながらも、事前に準備しておくという学びを活かして早速挑戦。
参加者からは「ちょっとしたコツで撮影スキルが上がることを学べた」「動画と写真の違いが分かりやすかった」などの感想があり、動画は記録として残すだけでなく、魅力や想いを届けるツールだと実感されていました。

みんなで作って参加する 楽しい防災訓練
消火器的当てゲーム、毛布担架タイムトライアル、ジャッキアップゲーム…。どれも阪神・淡路大震災の被災者の体験談から生まれた楽しく学べる防災教育プログラムです。こどもや家族が夢中になる防災訓練を開発し、地域の人たちのつながりを醸成しながら全国各地、世界へと活動を広げてきた講師に学ぶ「楽しいから続く」防災。あなたの地域でも、始めてみませんか。

こんな人にオススメ!
・もっと楽しみながら防災知識を伝えたい人
・防災訓練のプログラムを充実させたい人

概要
◇と き 9月27日(土曜日)10時~12時
◇ところ コミュニティセンター
◇講 師 NPO法人プラス・アーツ 理事長 永田 宏和さん

【プロフィール】
2005年、防災の知識や技を楽しく学べる新しい形の防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発後、プラス・アーツを設立。全国各地及び世界23カ国での防災教育普及に取り組む。無印良品、損保ジャパン、大東建託など企業の防災プロジェクトも数多く手掛ける。「防災の超基本」など多数の防災関連書籍の監修も担当。

講座レポート
みんなが夢中になって学べる防災訓練について学びました。前半は、神戸で生まれ全国に広がる「イザ!カエルキャラバン」の人気プログラムを紹介。たとえば「対決バケツリレー」では、空のバケツを返すために自然と2列になること、水をこぼさず早く運ぶためには6~7割の量にすることなど、遊びながら大切な知識を覚えられる仕組みを学びました。ゲーム感覚で楽しく取り組むからこそ、防災知識の定着率も高まるそうです。後半はグループ対抗で、実際にゲーム形式の防災プログラムに挑戦。消火器の使い方や備えておくべき防災グッズの数量などを楽しくマスターしました。
「早速、自治会の防災訓練で活用したい」「楽しみながら学べてよかった」といった声が多く聞かれ、笑顔あふれる講座となりました。


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