『たけのこ通信』(第14号)
- [更新日:2025年7月9日]
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生駒市家庭教育支援チーム「たけのこ」は、子育てや家庭教育を地域全体でサポートすることを目的に、有志の市民が集まり結成されたグループです。
令和7年7月1日(火曜日)、白百合幼稚園育友会主催の研修として「たけのこ ふれ愛 in 白百合幼稚園」を開催しました。梅雨明け直後の猛烈な暑さの中でしたが、21名の保護者と0歳から3歳までの未就園児7名がしらゆりホールに集まりました。

「ムカッ」「イラッ」とした時のことを話しましょう・・・
まず、最近腹が立った事やイラっとした出来事をグループで話し合いました。1グループは5~6人で、一人ずつ体験談を話します。全体進行をした大谷裕美子さんは「腹が立った出来事のはずなのに、皆さん笑って話されていましたよ。」・・・その言葉に会場内は笑いに包まれ、一気に明るい雰囲気になりました。
しらゆりホールの後方では、育友会役員とたけのこメンバーが未就園児のお世話をして保護者のグループワークをサポートしました。



「もうイライラしない!」みんなで話して気づき合い
続いて、日常よく起こりそうなエピソードを「たけのこ」メンバーによる朗読で紹介しました。子どもが友だちと遊んでいたときにトラブルになり、その場に居合わせた母親が、よく話を聞かないままで我が子を叱ってしまうお話です。その後「同じような経験があるか」「トラブルの理由が分からないまま、どうして我が子を叱ったのだろうか」についてグループで話し合いました。その中で、自分以外の保護者も日々イライラしたり、困ったり、悩んだりしていることが分かり、保護者同士の親近感がぐっと増しました。
さらに、大谷さんが「リフレーミング」を紹介しました。どちらかというと困った性格や問題行動だと感じる12の項目が、リフレーミングによって、ポジティブで素敵、とても前向きで肯定的なものに変化してしまうのです。例えば、
集中力がない → いろんなことに興味がある
こわがり → 慎重に物事を進められる
わがまま → 自分に正直、感情豊か、自分の意思が伝えられる

です。リフレーミングによって褒めることがたくさん見つかります。子どもだけではありません。保護者自身の性格もリフレーミングすれば良いところが多いことに気づくはず。子育てに頑張る自分自身を、精一杯褒めてほしいと思うのです。

参加者の声(アンケートより)

・意見を聞いたり聞いてもらったりして、気持ちがすっきりした。
・子育ての悩みを話し合う場がないので、よい機会だった。
・家庭環境が違っても考えや思うことは同じだと思った。

「たけのこ」はこれからも家庭教育支援を続けます

参加者からは、「このような他の家庭のお話を聞く機会や、定期的な話し合いの場を設けてほしい」「子どもの発達段階に応じた対応や自分自身のメンタルコントロールを知りたい」という意見が出ました。今後も「たけのこ」はこのようなイベントを通して、保護者の皆様が自信をもって家庭教育に取り組み、安心して子育てができるように支援していきたいと考えます。
お問い合わせ
生駒市生涯学習部生涯学習課
電話: 0743-74-1111 内線(生涯学習係:3710、文化振興係:3722、青少年係:3731)
ファクス: 0743-74-9100
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