ドライヤーのコードから発火!? ~電源コードの断線にご注意~
- [更新日:2023年7月7日]
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質問
ドライヤーで髪を乾かしていたら、突然電源コードが火を噴いてブチっとちぎれた。火は、すぐに消えて大事には至らなかったが、びっくりした。製品に問題があるのだろうか。 (40代 女性)
回答
状況から、今回の事象は電源コードの断線による事故と思われます。電源コードは、表面がビニールカバーで覆われており、中には銅線などの芯線が入っています。電源コードを繰り返し折り曲げたり、束ねたり巻き付けたりすると、芯線が断線や半断線状態になります。断線した芯線に電流が流れると異常発熱し、ショートして火花が発生します。これらが、電源コード断線による発火の原因となります。
ドライヤーは収納する際にコードを本体にきつく巻きがちで、曲げやねじりが繰り返されるので、同様の事故は少なくありません。ドライヤーだけでなく、電気こたつや電気あんかなどでも電源コードの発火事故は報告されています。家電製品の電源コードは取扱いに注意しましょう。過度な曲げや束ね、巻き付けだけでなく、表面に傷がついていないか、上に重いものが載っていないか、ドアに挟まれていないか今一度注意してください。