ご用心!高齢者に広がる「サクラサイト」のトラブル
- [更新日:2023年7月7日]
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
質問
ある日「会って悩みを聞いてくれたらお金を払う」というメールが女性から届き、相手が指定した有料サイトを通じてメールをやり取りするようになった。待ち合わせの場所や時間をメールに書くと「文字化けして読めない。費用を払えば文字化けが解除されてメールが読めるようになる」と言われた。コンビニで何度も電子マネーを買い、サイトに数十万円を支払ったが、結局メールは読めず女性とも会えない。騙された。お金を返してほしい。(70歳代 男性)
回答
これは、いわゆる「サクラサイト商法」という出会い系サイトのトラブルです。女性のメールから有料の出会い系サイトに誘導され、相手の巧妙な言葉を信じてやり取りをするうちに高額な利用料を支払ってしまった事例です。メールの相手は異性だけでなく、タレント・社長・弁護士・占い師などさまざまですが、すべてサイトに雇われた偽の会員(サクラ)と思われます。しかし、サクラであることの証明は難しく、この事例でも支払った利用料の全額は戻りませんでした。
今まで「サクラサイト商法」の被害に遭うのは若者が多かったのですが、最近では高齢者にも広がっています。コンビニでの高額決済は要注意。心配なときは消費生活センターに相談してください。