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あしあと

    上野 保寿さん(2022年1月号掲載)

    • [更新日:2022年1月31日]

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    上野 保寿(うえのやすひさ)
    (有)音の花会代表取締役。小平尾町にある音の花温泉を経営する傍ら、ネノキンとして、YouTubeチャンネル「ネノキン大使」「NネノキンENOKIN TV」を運営する。28歳。

    仕事と遊びを全力で楽しみ子どもに夢を与える「二刀流」

    早朝、奈良県中央卸売市場での仕入れから一日が始まる。温泉の営業が始まると厨房に立ち、閉店後の掃除までが日課だ。良質な温泉を求めて市内外から多くの人が訪れる「音の花温泉」の経営を4年前から担っている。
    高校3年生の頃、寿司職人見習いとして温泉を手伝い始めた。先輩から学びつつ、Yユ ーチューブouTubeでも独学するなど、時間を惜しまず握る日々が続く。5年ほどで、ようやく舌の肥えた常連さんに認められた。
    「当初は『味が落ちた』と言われてへこみましたが、スタッフや常連さんに教えてもらって、なんとかここまできました。温泉業も料理もまだまだ伸びしろばかりで楽しいです」

    鮮魚や旬の食材を使った料理も人気の同温泉。入浴後、1時間近く滞在する利用者も珍しくない。そんなときに気になったのが、退屈そうにしたり、走り回って怒られたりする子どもたちだった。
    「大人は温泉以外に飲食も楽しめます。『子どもたちにも楽しみを』と、趣味で作った動画をYouTubeにあげて施設で流し始めたんです」
    子どもでも楽しめる「魚の解体」「激辛チャレンジ」など、制作した動画は約2年で150本超え。今ではサイン攻めにあったり、厨房に手を振られたりするほどの人気ぶりだ。
    幼い頃から、自分のことには無頓着。「募金をしても、どこに使われたか分からないので、自分で何かしたい」という気持ちを抱くなど、いつも他人のために何かをしたいと考えていた。

    コロナ禍になり、新たな取組「ネノキン大使」も始めた。市内を中心に県内の魅力的な場所を動画で発信。勤務のすきま時間に、趣味で行うため費用は全て自腹だ。
    「大変なことも多いですが、全て勉強ですし、子どもたちに仕事も遊びも楽しむ大人の姿を見せて、夢を与えたいと思っています」
    動画を撮り続ける先には、大きな夢がある。自身のチャンネルの動画広告で上げた収益で、温泉にも入れる「子ども食堂」を開くことだ。
    大人と違って、自力では状況を変えがたい子どもたちを救いたいんです。皆さんにも応援してもらえるとうれしいです」

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    生駒市市長公室広報広聴課

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    [公開日:2022年1月31日]

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