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あしあと

    瀬戸清己さん(2025年1月号掲載)

    • [更新日:2024年12月18日]

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    瀬戸清己(せときよみ)
    ららポート登録団体「いこまハート工房」代表(団体の会員も募集中)。登山も趣味で、今でも全国の山に登っている。市内在住。76歳。

    地域の困りごとを解決大好きなことを、人のために

    外壁の塗装や、ふすまの交換、剥がれたタイルの修理…。そんな住まいの困りごとに、材料代と少しの作業代で対応する日曜大工ボランティア団体「いこまハート工房」。16人で年間約100件の依頼に対応する。ただし、引き受けるのは、高齢者や障がいのある人で、困っている人からの依頼限定だ。

    「『この安さで、この仕上がり!?』と、みんなから驚かれます。地域の人たちと話ができたり、感謝されたりするのがうれしいですね」


    会社員時代の仕事は工業製品のデザインや設計。商品開発や品質管理の責任者も務めた。53歳で子会社の経営を任された頃、退職後について考え始める。そんなときに出会ったのが、蒸気機関車の図面が載った本だ。「これを作りたい」と思い、製作に必要な機械や工具を約10年掛けて準備。引退後、本物と同じように動く小さなSLを作った。

    「物作りが大好きです。でも、それを自分だけの楽しみにしているのはもったいないと感じ始めました」

    65歳のとき、物作りに関わる複数のボランティア団体に入る。その1つが「いこまハート工房」。「好き」が生かせる地域貢献に夢中で取り組み、72歳で団体の代表になった。

    「代表の役割は、みんなが前向きに活動できる環境を作ること。研修や食事会を開いたり、旅行をしたり。楽しみながら技術を磨いています」


    働いていた頃に培った「品質重視」の考えは今も生きている。依頼があれば、家の下見をして、解決策を考え、材料を買い、現地で作業。1件の依頼で2・3回は現場に出向く。また、要望があっても、依頼者や、その家族の安全を保証できないことは絶対に引き受けない。仲間の安全も考慮し、2階以上の高所作業が必要な依頼は断っている。

    今の目標は、活動をできるだけ長く継続していくこと。幅を広げたり、対応件数を増やしたりすることよりも、今までどおり地域との関係をたいせつにしたいと思っている。

    「大変なことですか?それが、本当に無いんです。好きなことだから続けられる。これからも健康に気をつけて、すばらしい仲間と共に楽しくやっていきます」


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    [公開日:2025年1月6日]

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