ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

検索

サイト内検索

あしあと

    吉村誠紘さん(2024年9月号掲載)

    • [更新日:2024年8月22日]

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

     

    吉村誠紘(よしむらまさひろ)
    美容専門学校を卒業後、約10年間修行し、30歳のときに独立。HairGardenleafをオープンした。地域のイベントなどにも積極的に参画している。42歳。

    あきらめる」をなくしたい地域と共に歩む美容院

    白が基調の店内に、ガラス張りの窓。明るく清潔感あふれる、地域に密着した美容院がある。「HairGardenleaf」だ。オープンから13年、ほとんど1人で切り盛りしている。

    心がけているのは、お客さん一人ひとりに向き合うこと。自分で接客するからこそ気づけることも多い。

    「ここまで長く続けてこられたのは、間違いなく地域の皆さんのおかげ。地域といっしょに、お店も変わっていければと思っています」


    ある日、いつも通り宅配サービスで自分の昼食を注文。受け取ろうとしたときのことだった。

    「それいいなあ。私の分も頼んで」

    お客さんのひと言から、宅配サービスの注文を代わりに行う取組を始めた。主な対象は高齢者。和食や中華、スイーツ…、市内の飲食店などの味を気軽に楽しめると好評だ。

    「高齢になると、難しそうなことを敬遠したり、免許を返納したりして、『あきらめ』が多くなりがち。そんな中、『食』だけでも外食を楽しんでもらえたらと続けています」

    注文は専用に用意したタブレットから行う。受け取る場所は、美容院か自宅か利用者が選ぶ。操作が苦手な人には、横でサポートすることもある。これらを全て無料のサービスとして行っている。

    「あくまでも本業は美容院。本業のお客さんを優先できるように無料でやると決めています」


    今後の望みは、このような取組が地域に広がること。身近なお店などで行われることで、誰もがサービスを利用しやすくなると考えている。

    「ちょっとしたことですが、利用者はもちろん、宅配サービスで働く人や注文を受けた市内の飲食店にもメリットがある。地域にいい循環が生まれると思うんです」

    注文をつなぐだけでなく、高齢者の総合相談窓口である「地域包括支援センター」とも連携。高齢者に必要な情報を伝えたり、同センターとの中継役も担ったりしている。

    「いずれは自分も同じ立場になる。そんなとき、高齢者に優しい地域だったらうれしいと思うんです。店を育ててくれた地域のニーズに、これからも応えていきたいですね」

    お問い合わせ

    生駒市経営企画部広報広聴課

    電話: 0743-74-1111 内線(広報広聴係:4211、プロモーション係:4221)

    ファクス: 0743-74-1105

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム

    [公開日:2024年8月30日]

    ID:35978