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あしあと

    清水幸子さん(2024年4月号掲載)

    • [更新日:2024年3月25日]

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    清水幸子(しみず さちこ)
    健康食品や化粧品などを製造する清栄薬品株式会社(北田原町)の取締役。大阪市出身。同社は本市のSDGsを推進する「いこまSDGsアクションネットワーク」会員。

    食を通じて地域を元気に、その想いをコーラに込めて

    2月8日、高山町で栽培される野生種すいかを原料に、大和橘やキハダの実など奈良県産の素材を加えたクラフトコーラ「いこまスイカ割り」が誕生した。原液に炭酸水を加えて飲むと、すいかの香りが口いっぱいに広がり、喉ごしはすっきり爽やか。無添加で、美容や健康などにも効果が期待される。

    「主に、すいかから抽出された水分で、活力の源になるハーブやスパイスもたくさん入っています。お湯や紅茶、お酒など、さまざまな割り方で楽しんでほしいですね。」


    大学卒業時に管理栄養士の資格を取得し、食品メーカーに就職。結婚を機に市内へ移り住み、子育てが落ち着いたタイミングで清栄薬品株式会社に入社した。勤めて20年を過ぎた頃、大きな病気を患う。回復に向けて過ごす間、食の大切さをあらためて実感し、見つめ直した。

    平成29年、果物や植物を粉末と液体に分離する装置に出会う。抽出された水分が持つ香りの芳醇さに驚き、新しい可能性を感じた。

    「東洋医学で、香りには人を元気にするエネルギーがあると言われています。この技術を健康食品の開発に生かせば、より多く人の健康に貢献できるのではないか。今もずっと研究や開発を続けています。


    クラフトコーラにも、どの技術が活用されている。令和5年5月、農業関連事業を展開市内の企業株式会社AKjapanの社長・有山政彦さんから、同社栽培の野生種すいかで何かできないかと相談を受けた。分離装置にかけたところ9割が水分になったので、クラフトコーラの製造を提案した。

    「市内事業者として、生駒産の商品を地域みんなで作りたいと考えました。だから、商品のネーミングやラベルのデザインは、奈良北高校の生徒の皆さんにお願いしたんです」

    さらに商品は株式会社AKjapanが販売することで、原料生産から商品の製造・販売までを市内関係者で担う。「いこまのみんなで作るクラフトコーラプロジェクト」と名付けた。

    「食を通じて生駒の農業を活性化したい。そんな長年の想いも、コーラに込めています。地域の魅力をもっと知ってもらい、生駒を元気にする一助になればうれしいです」

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    [公開日:2024年4月1日]

    ID:34865