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あしあと

    中谷 佳津代 さん(2025年7月号掲載)

    • [更新日:2025年7月14日]

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    なかたにかつよ
    きたやまとまごころ朝市の会共同代表。JAならけん北倭出張所女性部部長。朝市で販売する味噌は、朝市のメンバーと味噌屋で手ほどきを受けた。市内在住。

    手を取り合って地域の食と農を守りたい

    朝8時頃。北コミュニティセンターISTAはばたきに、続々と人が集まる。お目当ては、地域で採れた新鮮な野菜や手作りのこんにゃく、はちみつ、味噌などの加工品。味噌の原料となる大豆は、近くの耕作放棄地を利用して栽培した、こだわりの逸品。本市北部の食と農が並ぶここは、第1・第3木曜日に開催されている「きたやまとまごころ朝市」。

    「たいせつにしているのは『地産地消』。北地区の安くておいしい野菜を地元の人に知ってほしい、食べてほしいんです」

    朝市は、販売先が少ない北地区の野菜の販売場所を作るため、農業の発展を目指して、地域の農家に声をかけ、立ち上げた。


    地域での活動を始めたきっかけは、20年前の友人とのささいな会話。「味噌作りしない?」と誘われ、思い切って農業協同組合の女性部に入部。活動の中で、市の食育会議にも参加し、市内の幼稚園児がジャガイモの収穫を体験できるように、自宅前の畑でジャガイモ栽培を始めた。土づくりなど仲間や家族に助けてもらいながら食と農を体験して学習する食農教育のたいせつさを学び、今年で開催14年目を迎える。

    女性部では、米袋を使ったエコバッグを作製するなど、月に一度さまざまな勉強会を実施している。また、能登半島地震の発生を受け、防災意識を身につけるために、災害食の勉強会も提案。開催まで災害食作りの練習をするなど、食や農業に関することは積極的に取り組んだ。

    食べることは生きる上で最もたいせつなこと。だからこそ、活動を次の若い世代へ、つないでいきたいと思っています」


    2月に行われた、食と農に関する活動を発表する「全国家の光大会」(JAグループの出版文化団体主催)に、県の代表として出場。同大会では、2千人を超える聴衆の前でこれまで仲間と活動してきた実績を発表し、奈良県では20年ぶりの快挙となる家の光協会会長特別賞を受賞した。

    「仲間や地域の人とともに汗を流したことが、形として残っていくことがうれしいです。これからも『地域の食と農』を全力で守ります」


    コメ袋エコバッグ作り方

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    [公開日:2025年7月1日]

    ID:38569