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あしあと

    富山和宏さん・英里子さん・純さん・稜さん(2025年3月号掲載)

    • [更新日:2025年2月19日]

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    富山和宏・英里子・純・稜(とみながかずひろ・えりこ・じゅん・りょう)
    川の自然を守る4人家族(右から、和宏さん、純さん、英里子さん、稜さん)。アウトドアが好きで、休日はバーベキューや川遊び、マラソンなどを楽しむ。市内在住。

    遊びの「ついで」だから続く家族で楽しく川を守る

    住宅街を静かに流れる川。そこで親子が遊んでいると思いきや、彼らの手にはスコップや熊手、そしてごみ袋がある。自宅前の川で遊びながら、川に落ちているごみを拾う活動をしている家族だ。市から無償で提供されたごみ袋「ボランティア袋」を使って、土曜日の昼から2時間程度、川に下りてごみを拾う。「あった」「見つけた」の声が響き、ごみ袋はどんどん膨らんでいった。

    「川へ行くときは『こどもだけで川に入らせない』『軍手をつけて長靴を履く』『天気が悪いときは、活動しない』などのルールを徹底し、安全に気を付けて活動しています」


    活動のきっかけは約5年前。川に生き物がいるのを見つけ、川に下りたことから始まる。そのときに目にしたのは、川を汚す多くのごみだった。

    「エビやメダカなどの生き物が住んでいるのに、ごみが捨てられていて、信じられない気持ちでした」

    「せっかく見つけた自然を守りたい」と、家族みんなで、ごみ拾いを始めた。最も多いごみはビニールやペットボトル。風で飛んできて川に入ってしまった物もあるが、明らかに捨てられたであろう物も。自転車や財布など、思いがけない物が見つかることもあった。こどもたちは「何が落ちてるかな、とわくわくしておもしろい」と話す。また、川にいたメダカを連れ帰って飼育しており、こどもたちは生き物が大好きになった。予想外の発見や出会いも、活動の楽しさの1つになっている。

    「自然に触れたり、ごみ拾いが当たり前のこととして育つきっかけになったり。こどものためになればいいなとも思って活動しています」


    川の近くを通りかかった人から「ありがとう」と言われることもあるが、あくまで「遊んでるだけ」という意識。ごみ拾いはあくまで「ついで」で、こどもの遊びや学びが第一だ。今後も、こどもの遊びの一環で、できる範囲で続けたいという。

    「川にはカワセミもいます。地域に昔から住んでいる人の話では、蛍もいたそうです。いつか、蛍が戻ってきてくれたらなと、思っています」

    自分たちのペースで無理のない、「ゆるい」地域活動の姿がそこにはあった。

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    [公開日:2025年2月28日]

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