たかはしななさん(2025年4月号掲載)
- [更新日:2025年4月3日]
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たかはしなな
おりがみ以外にもイラストや絵本、広告、雑貨制作も行う。著書は「nanahoshiの大人かわいい花おりがみ」「nanahoshiの旅するおりがみ」など多数。市内在住。

自分なりのアートの世界を、「おりがみ」という「色」で表現
花束や花のリース。精巧な見た目からは想像できないが、全て紙でできている。ただ「折る」だけではなく、色やデザインにこだわり、切ったり組み合わせたりしながら、一つのアート作品として仕上げる。
「職業がイラストレーターなので、作品をつくるときの『色』を『おりがみ』で表現しているイメージです」
5年ほど前におりがみを始め、SNSに作品を投稿し始めた。すると作品を見た編集者から声がかかり、著書を出版することに。こどもや高齢者の他、おりがみでは珍しい大人の女性をターゲットにした本も手がけた。好評を博し、今では、おりがみ関連の著書は15冊以上にもなる。
「本には、なるべく新作を載せます。考えるのは脳と手をフル回転させて大変ですが、新しい物を多くの人に親しんでもらいたいんです」
絵の具で描くのは、準備も後片付けも大変。それなら紙の切り貼りで…貼るためののりも面倒かも…。そんなことから、気軽にできるおりがみの創作活動が始まった。
とは言いつつ、仕事の傍ら続けてきたボランティアでの経験も影響していたかもしれない。平成22年、こどもに関わるNGO団体に携わるように。翌年に起きた東日本大震災後には、隔週で現地に行き、まちづくり活動に携わってきた。そこで印象に残っていたことの一つが、現地の人が折った紙を組み合わせて作っていた「鍋敷き」だった。
「すてき!紙でこんなことができるんだ、と感じました。その後も、絵本を描いたり、ペーパークラフトのワークショップをしたり紙には何かとご縁がありました。だからこそ『おりがみ』だったかもしれませんね」
今後も、書籍出版やボランティアなど、今まで同様の活動を続ける予定だ。そんな中でも「自分が作りたい」作品の創作も忘れない。
「最近は忙しくて『自分が作りたい作品』があまり作れていませんでした。作品ができたら、久しぶりに個展を開きたい。過去にやったことがある、ならまちの他、生駒市内でもできたらうれしいですね」
さまざまなご縁が折り重なって続いてきた「おりがみ」での創作活動。今年はフランスでもワークショップを開催予定だ。
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