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あしあと

    長田 悠來さん(2024年2月号掲載)

    • [更新日:2024年1月29日]

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    長田 悠來(ながた ゆら)
    令和5年、高校生対象芸術公募展で最優秀賞、第30回奈良県高校生アートグランプリで平面部門グランプリを獲得。一条高校絵画部部長。本市在住。

    一生かけて向き合いたい、わずか3年で芽生えた「愛」

    昨秋、2週間にわたり開いた初個展。18歳の集大成として、企画や広報など全てに挑戦した。特に会場は、取り壊す予定だった祖父の家をDIYしたこだわりようだ。

    「世に出せていない作品が多くあったので、まとめて見てほしかったんです。大変でしたが、いろんな人と出会って、話ができて。とても良い機会になりました」

    手がける作品は、絵画や造形物、写真、映像、空間展示・・・。ジャンルにとらわれず、「やってみたい」と思ったことに取り組むスタイルだ。全国で開かれる展示・イベントにも積極的に参加。数々の賞に輝いた。

    「多様性があり、他を卑下しないのが美術の良いところですね」


    美術を始めたのは高校から。絵画部に入り、尊敬する先生や先輩を目標にゼロから学び始めた。

    「子どもの頃から絵を描くのが好きというだけで、技術が伴わず、悔しいこともありました。でも、みんなでがんばろうという雰囲気で。『楽しい』気持ちのほうが強くて、やめたいと思ったことはないです」

    2年間で手がけた絵画作品は三つ。3年生になり、先生の誘いを受け参加した、東京での展示を皮切りに、さまざまな地域に出品するようになった。

    「自分を題材にした作品制作を通して、自身への理解を深める日々。他者と関わる中で、自分の知らない世界を模索するようになりました」

    月に一つ。その後は、周囲の人にも心配されるほどのペースで作品を作り続け、全国を飛び回った。

    「これといって何もしてこなかった人生。ためてきた何かを今、一気に発散しているかもしれません」


    個展が終わって約1か月。あえて全く美術に触れない期間をつくった。「物足りない」。そう感じ、美術への「愛」を痛感した。

    「今では、なくてはならない存在。やめる=自分の寿命ですかね(笑)」

    春からは東京の美術大学に進学。在学中の目標は、47都道府県のアートイベントに作品を出すことだ。

    現在は興味のあるゴミを題材に、「高校生」という肩書きを取り払った、これまでとは異なる作品の制作に励む。大学で4年間、大好きな美術に向き合う日々を夢見て――。


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    [公開日:2024年2月1日]

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