ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

検索

サイト内検索

あしあと

    松本 一郎さん(2023年11月号掲載)

    • [更新日:2023年10月23日]

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

     

    松本 一郎(まつもと いちろう)
    はぎの台整骨院院長の柔道整復師。趣味でブラジリアン柔術に取り組み、回転系の技が得意なことから「スピンマスター」の異名を持つ。萩の台在住。42歳。

    世界とつないでくれた「柔術」で地域に恩返しを

     日本の「柔道」がブラジルに伝わり、独自に進化したのがブラジリアン柔術だ。タップ(参ったのサイン)するまで試合は終わらず、相手の一手先を常に読む頭脳戦になる。経験がものを言う競技特性も相まって、愛好家が世界で増加中だ。柔術のおもしろさの一つは、たくさんの人と仲良くなれること。殴り合う競技ではないため、試合後にわだかまりが残らず、「あの技、どうするの?」と尋ねることもある。

    「競技を通じて、普段では出会えない立場の人や遠い国の人と友達になれました。『ブラジリアン柔術』という言語・文化ですね」


    小さい頃から体を動かすことが好きで、体のしくみにも興味があった。ラグビー選手を志していたが、身長が原因で断念。大学を辞め会社員として働くうちに、太って姿勢が悪くなった。

    「こんな自分は嫌だ」と思っていたとき、ブラジリアン柔術に出会う。続けるうちに、1年半で20kgの減量に成功。自信を取り戻し、大会出場に向けて取り組み出した。

    2015年に世界大会「ワールドマスター柔術選手権」に紫帯で初出場するも、ベスト8という結果だった。悔しさを感じ、海外選手のもとでの修行や、トレーニングにより、最高帯である黒帯に昇格。今年9月の同大会では3位という成績に輝いた(マスター3(41歳以上)黒帯のルースター級)。

    「試合は緊張します。けれど、『緊張するのは準備してきた証。だから、いける!』という気持ちで、楽しんでやりました」


    ブラジリアン柔術は寝技が中心で怪け我がも少なく、体格の良し悪しも成績に影響しない。競技に参加するハードルが低いため、子どもや女性、高齢者など誰でも始めやすいのが特徴だ。今後は、ブラジリアン柔術を通じて、生駒に住む人の健康や居場所づくりに貢献することを目標にしている。

    「幸せに暮らすには、健康も、人と関わることも大事。肌をぶつけながらの心理戦を通じて、肉体的・精神的に多くの人とつながれるのがブラジリアン柔術です。皆さんが健康に、楽しくいられる居場所の一つを作れたらと思います」


    お問い合わせ

    生駒市経営企画部広報広聴課

    電話: 0743-74-1111 内線(広報広聴係:4211、プロモーション係:4221)

    ファクス: 0743-74-1105

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム

    [公開日:2023年11月1日]

    ID:33858