トラッキング現象による火災に注意してください
- [更新日:2024年3月5日]
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トラッキング現象とは
家電製品などの電源プラグをコンセントやテーブルタップに差し込んでいると、コンセントと電源プラグとのすき間にほこりが溜まり、このほこりが湿気を帯び、本来通電するはずのない電源プラグの差し刃間(絶縁体)で小さなスパークを繰り返し、やがて出火する現象をいいます。
これをトラッキング現象と言います。
この現象の厄介なところは、家電製品を使用していなくても、電源が「OFF」であっても、コンセントに電源プラグが差し込んでいるだけで炎が発生します。在宅、留守、昼夜に関わらず、知らないうちに起こるとても恐ろしい現象です。
トラッキング現象のしくみ
コンセントに電源プラグを長期間差し込んだままにしていると、コンセントとプラグのすき間にほこりが溜まります。
溜まったほこりが湿気を帯び、付着したほこりと湿気によって、プラグの両極間で小さなスパークが繰り返し発生します。
繰り返し発生する小さなスパークによって、プラグの両極間の絶縁物が炭化します。
炭化したところに電気が流れ炎が発生します。
トラッキング現象が発生しやすい所
- 大型家具・大型家電の後方など、目の届きにくい所
- テレビやパソコン周辺など、長時間コンセントを差したままの所
- キッチンや洗面所など湿気の多い所
- 観賞用水槽の付近や、ペットに尿をかけられる恐れのある所
トラッキング現象による火災の防止策
- 使用しないときはコンセントからプラグを抜く。
- 冷蔵庫などの差しっぱなしのプラグは時々点検してほこりをふき取る。
- たんすの裏などの見えない場所のコンセントを見つけて時々掃除する。
- トラッキング防止加工された電気コードや、プラグにほこりが溜まらないカバーなどを使用する。
お問い合わせ
生駒市 消防本部予防課
電話:0743-73-0208