生駒市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画

本市では、団塊の世代が75歳以上となる令和7年（2025年）を見据え、介護が必要な状態となっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムの深化・推進を図ってきましたが、団塊ジュニア世代が65歳以上となる令和22年（2040年）を見通すと、80歳以上人口が急速に増加し、介護と医療双方のニーズを有する高齢者など、要介護高齢者が増加する一方、生産年齢人口（15～64歳）が急減し、介護人材の不足がいっそう進展すると予測されています。

そうした中で、医療・介護の連携の必要性や、認知症の人や認知機能が低下した高齢者等の意思決定支援や権利擁護の重要性も高まっていきます。また、人口構造の変化に伴い、地域の高齢者介護を支える人的基盤の確保や介護現場における生産性の向上がますます重要となります。

こうした現状を踏まえ、本市では、中長期的な動向や課題を見据えて、地域共生社会の実現に向けた中核的な基盤となる地域包括ケアシステムの深化・推進を目的とする「生駒市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画」を策定しました。