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生駒市教育大綱

[2016年6月21日]

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生駒市では、平成27年4月に改正・施行された地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱である「教育大綱」の策定に取り組んできました。

策定に当たっては、市長と教育委員会で構成される「総合教育会議」を8回開催するとともに、市民も参加した2回の「ワークショップ」、パブリックコメントを実施しました。

そして、この度、今後4年間の市の教育の根本的な理念・方向性を示す「生駒市教育大綱」を策定しました。

生駒市教育大綱

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1 生駒市の教育大綱の基本的な考え方

大綱の位置付け

「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第1条の3の規定に基づき、市長と教育委員会で構成する総合教育会議の協議を経て、市長が策定するもので、市の教育行政の根本となる方針と位置付けるものです。

大綱の期間

教育大綱の期間は、策定の日から4年間とします。

生駒市教育大綱・4つの特色

(1) 関係者や市民の「協創」による策定

総合教育会議を8回開き、徹底的な議論を行ったほか、公募市民によるワークショップを2回開催して、特に重点的に推進すべき分野について広く市民の意見を集めました。このほか、学校現場や自治会などの関係者からのヒアリングや、パブリックコメントの実施など、「協創(注意1)」の考え方に基づいた策定プロセスを採りました。

 

(注意1)協創とは、協力して創り上げること。人と人とをつないでネットワークを作り、そのネットワークを活用して具体化し、成果を生み出していくこと。生駒市のまちづくりを進めるための新しい概念。

(2) マニフェストや総合計画などとの整合性の確保と効果的な連携

市長の施政方針やマニフェストを踏まえ、また、総合計画や他の関係する計画との整合性を確保し、積極的な連携を図ることにより、学校教育はもちろん、生涯学習、子育て・就学前教育など、幅広い視点と実効性を持つ教育大綱としました。

(3) ひとづくりはまちづくり

市長マニフェストの「ひとづくりはまちづくり」の考え方に立ち、教育を通じた「ひと」づくりにより、生駒の「まち」のさらなる活性化につなげていくものです。

(4) 中長期的な視点を踏まえつつ、4年間で実現すべき具体的な方向性を整理

激動の21世紀の中長期的な変化を見据えつつ、この4年間で進めるべき人づくりや学校・まちづくりの在り方として、重点的かつ集中的に取り組むべき事項を整理しました。

教育大綱と他の計画との関係

教育大綱は、前述の4つの特色を前提に、「基本理念」「基本方針」から成り立ち、「3教育大綱策定後の進行管理」によって、実効性を担保しています。

また、それらを実現するための個別具体の施策は、本市のまちづくりの指針であり、行政運営のプランである第5次生駒市総合計画後期基本計画及び同計画に基づく具体的な事業・施策の中に整理し、進めていきます。

あわせて、家庭教育、地域社会との協働、文化やスポーツ、産業、国際化など教育に関係する既存の各種計画に位置付けられている具体的な事業・施策の中で、教育大綱の基本方針に定めた内容の具体化を目指していくこととします。(以下、これらの具体的な事業・施策のことを「アクションプラン」といいます。)
教育大綱と他の計画等との関係図

2 生駒市の教育に関する基本的な方向性

基本理念

「遊ぼう」「学ぼう」「生きよう」みんなでいこまを楽しもう

社会が大きく変動し、多様化が進む21世紀。

その中にあって、変化を恐れず、むしろワクワクする挑戦の機会ととらえることで人生をより楽しむことができます。

「遊ぶ」とは、目的にとらわれず、自由に発想し、行動し、おおいに日々を「楽しむ」こと。

「学ぶ」とは、生涯を通して、ライフステージに応じて、知り、経験し、成長し続けることを「楽しむ」こと。

「生きる」とは、遊び、学び、人や地域との積極的な関わりや豊かなつながりを通して、人生を「楽しむ」こと。

そのような市民の毎日が、ますます素敵な「いこまびと(注意2)」を育て、ひいては、住み続けたいまち「いこま」、大きく羽ばたいた後にもいつかは戻ってきたくなるまち「いこま」を創り、誰もが活躍できる楽しく豊かな未来へとつながっていくのです。

 

(注意2)生駒を愛し、「共同・協同・協働」や「自立・自律」ができる人。互いに認め合い、人を思いやる豊かな心と、国際化の時代に対応できる力を持ち、社会で生き抜く人。

平成27年10月及び11月に開催したワークショップでは、「こんな人になりたい」「こんな人でありたい」と思う生駒市民のことを「いこまびと」と表現し、「いこまびと」を目指して、どう学び合えばよいのか等グループ討議を行った。

基本方針

<子育て・就学前教育> 基本方針1 子育てを楽しめる地域づくり

(1) 保護者支援の場・コミュニティづくり

(2) 「遊び」を「学び」につなぐ就学前教育の充実

  • 未来の宝である"いこまっこ"を家庭・地域・学校・行政が連携し、地域全体で見守り育みます。
  • 子育て世代の保護者が孤立せず、子どもたちが安心して成長できるよう、悩みを共有・共感・相談できる場や、子育てを地域で支えあうためのコミュニティを構築します。また、現在は十分といえない男性の育児を促す取組を進め、ひとり親家庭への支援を充実します。
  • 幼稚園、保育園、こども園などの就学前教育の環境整備はもちろん、その教育内容についても、「遊び」を通して創造的な「学び」につなぐとともに、地域の高齢者との世代間交流など、より多様な地域と力を合わせた「協働」による楽しく充実したカリキュラムを策定・実践します。

<学校教育> 基本方針2 21世紀を生き抜く優しくたくましい人づくり

(1) 21世紀を生き抜く力を身につける学びの創造

(2) 多様性を認める優しい心と、挑戦を続けるたくましい心の育成

(3) 子どもや学校のチャレンジを応援する仕組みづくり

(4) 学びを支える教職員、学校への支援

  • 義務教育における基礎的・基本的な学力・体力を向上させるとともに、21世紀の社会変化に対応するための「主体的に行動する力」「課題を見つけ、解決する力」「グローバル時代に対応する語学力やプレゼンテーション能力」「他者と協働するためのコミュニケーション能力」などを育成する新しい学びを創造します。
  • いじめを許さない学校づくりをはじめ、個々人の違いや多様性を理解し、認め合うための具体的な学びの機会を確保することで、自他ともに大切にする優しい心を育成します。
  • 新しいチャレンジを促し、成功体験による自信を得るとともに、失敗した場合にはしっかりフォローし、再挑戦を促す機会を確保するなど、逆境に負けないたくましい心を育成します。
  • 特別支援教育や学習支援を必要とする子どもたちへの対応、奈良先端科学技術大学院大学との連携やトップアスリート等を迎えた授業など、興味ある分野をどんどん伸ばしていく機会を増やすことにより、個に対応した教育を実践します。
  • これらの学校教育の発展を確かなものとするため、教職員の資質向上につながる研修や教育環境の整備・充実に取り組みます。

<生涯学習> 基本方針3 すべてのライフステージで、楽しみながら学び、地域とつながる機会づくり

(1) 人と本、人と人をつなぎ、まちづくりの拠点となる可能性に満ちた図書館づくり

(2) 文化・伝統・芸術を通じた、より豊かなまちの実現

(3) 「健康」「生きがい」「仲間」「まち」をつくるスポーツの発展

(4) すべての人が楽しく安心して成長できる機会の確保

  • 生涯学習の力は、∞(無限大)。乳幼児から高齢者まで、すべてのライフステージや個々のケースに応じて学び、楽しめる機会を増やし、市民の一体感の醸成を図ります。また、仲間づくり、生きがいづくり、健康づくりはもちろんのこと、市民の生涯学習をまちづくりにもつなげる具体的な仕組みを構築します。
  • 生駒の図書館を、単に本を借りる場所ではなく、人と本、人と人をつなぎ、新たな文化を創造する「まちづくりのプラットフォーム」とします。
  • 郷土愛を醸成し、より豊かなまちを実現するため、生駒が全国に誇る「茶筌」「音楽」をはじめとする文化、伝統、芸術を学び、体験する機会を確保します。
  • スポーツを通して、健康を維持し、生きがいを実感できる環境と機会を充実させることにより、仲間の輪が広がり、元気で笑顔あふれるまちづくりを進めます。
  • 障がいの有無、国籍、性別、年齢などによる差別をなくし、多様性を認め合う学びや体験の場を創るほか、他者や地域に頼ることのできる環境・雰囲気を醸成します。また、失敗や挫折を経験した人の再挑戦を応援するため、きめ細やかな相談体制、きっかけの場づくりを進めます。すべての人が安心して学び、成長できる環境整備を進めます。

3 教育大綱策定後の進行管理

生駒市の教育大綱及び教育大綱に基づくアクションプランの実施については、PDCAサイクルによる進行管理、点検評価・見直しを行います。

なお、外部評価については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、教育委員会の権限に属する事務の管理執行状況について、学識経験者による点検・評価を行うこととなっており、これを活用して行うものとします。

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