越田 歩 さん(2026年8月号掲載)
- [更新日:2026年7月31日]
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越田 歩(こしだ あゆみ)
本市に拠点をもち、チアダンスを教えるスクール「STYLEY」などを経営する「㈱GIFT」代表取締役。市内の幼稚園や県内の高校でも指導を行っている。
「できる」の言葉が背中を押す夢への道を、こどもたちと
チアダンススクール「STYLEY 」を平成22年から運営。今年5月には、STYLEYが世界大会で優勝を果たした。指導の中でたいせつにしているのは、ダンスの技術だけではない。挨拶や返事、物をそろえることなどの礼節。こうした人としての土台を育てることを何より重視する。「世界を魅了すること」を目標に掲げるからこそ、日常の当たり前の積み重ねが、観ている人の心を動かす演技につながると考えている。また、 指導中は「できる」という言葉もこどもたちに伝え続けている。
「大人が『できる』と信じ続ければ、こどもも自分を信じ、力を発揮できるようになるんです」
幼い頃の経験から「できる」をたいせつにするようになった。身体に障がいのある母と駅を利用した時、エレベーターがなく階段の前で立ち尽くした。通りがかった人たちが声を掛け合い、母を背負って階段の上まで運んでくれた。その光景を目にし、力を合わせればできないことはないと実感。「できる」を信じる思いが、チアダンススクール「STYLEY」の設立にもつながった。
しかし、10年前、お腹の子を亡くし、自身が「できる」を見失った。そんな中、教え子たちが千羽鶴や手紙を手に自宅まで訪ねてきた。家に閉じこもる日々に、もう一度前を向く力をくれたのはこどもたち。その経験から、自分の使命はこどもたちの成長に人生を懸けることだと確信した。
「花を咲かせるのはこどもたち自身。その根っこを育て、成長を助けたいと思いました」
夢がある。それは誰もが気軽に立ち寄れる居場所となるカフェを市内に作ることだ。自分の教え子たちや地域の人たちが、疲れた時や悩んだ時にふらっと立ち寄ることができ、エネルギーを蓄えられる場所にしたい。生駒は、「できる」ということを教えてくれたたいせつなまち。幼い頃、地域の大人たちに見守られて育ったこのまちで、今度は自分がこどもたちの未来を支える番だ。
「こどもたちには、たくさんの大人と出会い、『こんな大人になりたい』と未来にわくわくしてほしいです」
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