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あしあと

    樽井 雅美 さん(2026年3月号掲載)

    • [更新日:2026年2月19日]

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    樽井 雅美 (たるい まさみ)
    (特非)関西ワンディッシュエイド協会理事長。3R推進マイスター(環境省登録)。(福)青葉仁会サスティナブル事業部室長としてフードロス削減事業にも携わる。

    「もったいない」がつくる 持続可能な未来の形

    陶器やガラス製のきれいな食器。家庭で使われなくなったそれらを回収し、必要な人に無料で提供する「もったいない食器市」が、毎月1回、ならコープ コープいこまで開催されている。色とりどりの食器を眺める人、食器を持ち込む人、活気あふれるボランティアスタッフ…。会場は多くの人でにぎわう。

    「食器の橋渡しを通じて、人々の交流が生まれる。食器市が地域のつながりの場になっていたらうれしいです」」

    活動を始めたのは平成18年。お菓子屋巡りが趣味で、家に陶器のカップがたまっていた。捨てたらどうなるのか市役所に聞くと、最終処分場で処理されると言う。「もったいない」と思い、更に調べていくと、岐阜県に再生工場があり、カップを持ち込むことに。どうせなら他の家庭の食器も…と思い、自宅前に回収ボックスを置くと、4か月で400キログラムもの食器が集まった。

    「『もったいない』と思っていたのは、私だけじゃなかった。食器は、家族の思い出のシーンと共にあった物。簡単には捨てられないんですね」

    そんな食器を誰かにまた使ってもらうため、家の前で食器市を開催。残った物は再生工場に持ち込んだ。

    その後も、ママ友を中心に周囲の人が協力してくれて、息子のボーイスカウトのイベントや、声をかけてくれたコープいこまなど、開催の場が広がった。有志の集まりはNPO法人となり、平成20年からは市とも連携。コロナ禍での中断はあったが、「もったいない」がつなぐ食器市の輪は、20年近く経った今も、広がりながら続いている。


    環境問題の改善だけが活動の目的ではない。思い描くのは、持続可能で、全ての人が生き生きと活躍できる未来。小学生を食器市に招き、課題を考え、行動してもらうワークショップも行った。

    「こどもの時、川に落ちているごみを拾おうとして、大人に『危ない』と怒られ、拾えなかった。初めて家に回収ボックスを置くとき、勇気が要ったけれど、あの出来事を思い出し、『今はもう、自分で判断できる』と奮い立てました。こどもたちの行動の種になるような、体感型の学びの場をつくっていきたいです」


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    [公開日:2026年2月27日]

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