生駒駅前北口第一地区第一種市街地再開発事業
- [更新日:2022年4月1日]
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生駒駅前から北に伸びる市道沿いの商店街を中心とした生駒駅前北口周辺には、木造の低層建築物が密集し、火災の危険性が高いうえ、道路が狭く駅前広場等の公共施設も整備されていませんでした。また、生駒駅周辺の都市基盤の整備とターミナル化が進む中で、商業、交通の中心は駅南口に集中し、駅前北口地区が占める比重は年々低下しつつある状況であり、土地の合理的かつ健全な高度利用と、生駒市の表玄関としての調和の取れた都市機能、都市景観の更新が特に望まれていました。
このような中、駅北口地区のうちでも特に火災の危険性や、狭い道路、公共施設や交通施設の未整備など、緊急に解消すべき課題の多い生駒駅に隣接する部分(北口第一地区)について、安全、快適な生活環境を確保しつつ10万都市生駒の新たな玄関口としての都市基盤の整備と地元商業の活性化を図ることを目的に整備を行いました。また、北口第一地区の再開発事業にあわせ、生駒駅も大幅に改修され、駅南北の一体化が図られるなど、生駒駅周辺での都市基盤整備が進みました。
工事竣工当時、平成9年4月の生駒市の人口は11万人余りを数えるに至り、市域の南では第二阪奈有料道路が開通し、北では第一地区事業中の平成3年に設置された奈良先端科学技術大学院大学を核とする関西文化学術研究都市高山地区の開発が、そして中央部では第一地区事業完了後の平成10年頃から、関西文化学術研究都市と近鉄生駒駅を結ぶ、近鉄けいはんな新線の事業が始まるなど、ビッグプロジェクトによる都市整備が進行しました。
事業位置
生駒市北新町、谷田町及び元町一丁目の各一部
事業概要
施行者
生駒市
事業期間
平成4年から平成9年6月(事業完了)
地区面積
約1.6ヘクタール
敷地面積
公共施設面積(駅前広場、都市計画街路) 約9,000平方メートル
建築敷地面積 約7,000平方メートル
施設建築物
アントレいこま1
- 用途
店舗(百貨店)、駐車場 - 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造 - 階数
地上7階 地下3階 - 延床面積
約42,000平方メートル - 駐車台数
326台
アントレいこま2
- 用途
住宅、銀行、店舗、駐車場 - 構造
鉄骨鉄筋コンクリート造 - 階数
地上10階 地下2階 - 延床面積
約5,300平方メートル - 住宅戸数
24戸
生駒駅北地下自動車駐車場
- 用途
駐車場 - 構造
鉄筋コンクリート造 - 延床面積
約6,600平方メートル - 駐車台数
158台
公共施設
都市計画街路
- 駅前東線
幅員 9から14メートル
延長 205メートル - 松ヶ丘通り線
幅員 17から25メートル
延長 74メートル - 駅前北通り線
幅員 15から18.5メートル
延長 130メートル - 生駒2号歩行者専用道
幅員 2から6メートル
延長 260メートル
広場
- 駅前交通広場
幅員 約2,600平方メートル
総事業費
約320億7,400万円
権利者数
116名(権利変換者53名、転出者63名)
関連事業
生駒1号歩行者専用道、生駒2号歩行者専用道(近鉄上空部分)、谷田小明線の各街路事業等
事業推進体制
- 基本計画等・事業計画・権利変換
株式会社 谷澤総合鑑定所(別ウインドウで開く) - 建築設計
株式会社 大建設計(別ウインドウで開く) - 建築工事・施工
株式会社 鴻池組(別ウインドウで開く)、東急建設、森本組(別ウインドウで開く)、新日本製鐵(別ウインドウで開く)による共同企業体
事業経緯
昭和57年
- 生駒駅北口再開発基本構想策定
昭和59年
- 9月
再開発準備協議会発足
昭和61年
- 3月
再開発協議会発足
昭和62年
- 12月
都市計画決定
平成2年
- 4月
都市計画決定変更
平成4年
- 3月
事業計画認可
平成5年
- 4月
権利変換計画決定公告 - 12月
施設建築物工事着手
平成9年
- 3月
同工事竣工 - 6月
事業完了
お問い合わせ
生駒市都市整備部拠点形成室
電話: 0743-74-1111 内線(拠点形成係:3811)
ファクス: 0743-74-9100
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