『たけのこ通信』(第8号)
- [更新日:2024年10月8日]
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生駒市家庭教育支援チーム「たけのこ」は、子育てや家庭教育を地域全体でサポートすることを目的に、有志の市民が集まり結成されたグループです。
令和6年9月26日(木曜日)、生駒小学校で授業参観・懇談会後、保護者と児童向けの家庭教育支援イベント「たけのこ ふれ愛in生駒小」を開催し、保護者は学級・学年懇談会後の1時間弱、子育てについて親同士で意見を交わし合いました。児童は保護者が学級や学年での懇談会と「たけのこ」主催のワークショップをしている2時間ほどの間、総合型地域スポーツクラブ「リトルパイン」による軽スポーツの催しに参加しました。(保護者9名、児童11名)
朝夕は秋の気配を感じられるようになりましたが、日中は少し体を動かすと汗が流れるような暑さが残る中での開催となりました。

子どもたちは体育館で元気に活動

下校準備をした子どもたちが体育館にやって来ました。保護者が懇談会と子育てステーションに参加中、総合型地域スポーツクラブ「リトルパイン」スタッフにキンボールとドッヂビーを教えてもらった子どもたちは、「たけのこ」メンバーとともに、思い切り体を動かしました。子どもたちからは元気な歓声が上がり体育館内は活気に満ちていました。
大玉転がしで用いるような大きなボールをみんなで転がしたり、リフティングをしたりして遊ぶのが「キンボール」です。

「ドッヂビー」はフリスビー型のソフトディスクを使って行うドッヂボール形式のゲームです。投げ方や取り方を教わりました。

保護者は子育てについてのワークショップ

~参加者同士で 盛んに意見交換~
まず、「たけのこ」メンバーがある4人家族のエピソード(幼稚園で自分でおにぎりをにぎったこと)を読み、次に、参加した保護者が2グループに分かれて、子どもが家でしているお手伝いや子どもから〇〇したいと言われた時どうしているかなどを話し合いました。
全体の進行は、日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターの大谷裕美子さんで、各グループに「たけのこ」メンバーが入り進行をしました。ほとんどの方が初対面同士。最初は皆さん緊張されていましたが、グループワークが進むにつれ緊張もほぐれ、1時間ほどの子育てステーションの中で、悩みを打ち明け合い、意見交換も盛んに行われました。中でも、「夜寝る前にハグなどで愛のシャワーをたっぷり浴びせている。」「自分が心して褒めている。」「プロセスを褒める。」という言葉が印象的でした。また、悩みを共感できた、良い気分転換になったと感想をいただきました。
~子どもが「自信をもつ」ようになるには~
このことについて、アイデアや工夫などを話し合いました。「子どもは年齢が上がると負けることを嫌がり、勝ち負けのあるゲームにチャレンジしない。」という参加者の悩みに、別の参加者が「親対子どもの対戦ではなく協力型のボードゲームがある。」と紹介されている場面もありました。

リフレーミング:言葉の置き換え=見方を変える

大谷さんから「リフレーミング」の紹介をしていただきました。「大丈夫かな?」と感じる性格、行動の12項目にお子さんが当てはまるかどうかをチェックしました。お子さんの短所だと思っていた性格、行動などを違った言葉に言い換えて長所やポジティブなのもとしてとらえる見方の事です。
例えば、集中力がない → いろんなことに興味がある
こわがり → 慎重に物事を進められる
わがまま → 自分に正直、感情豊か、自分の意思が伝えられる
このように置き換えてみると、我が子にもいっぱい褒めることがあると気付きます。「リフレーミング辞典」で検索するとたくさん事例が見つかります。親自身もリフレーミングにあてはめてみると、自分自身も褒めてあげようという気持ちになるのではないでしょうか?

参加された方の声

(子育てについて)
・子どもへの対応方法の幅が増えた。
・子どもの自信をつけられるように、と考えて子育てしてなかったかもしれないと気づけて良かったと思いました。
・思いもしなかった意見を得られてよかったです。
・同じような悩みを持たれている方の話を聞けた。忘れていたことを思い出せた。
・いろいろな意見が聞けた。
(親同士の交流について)
・同年代の子どもを育てる親同士で話す機会が小学校に上がってから減ったので、とても良い機会だったと思います。悩みに共感できて、うちだけじゃないんだと思えて気持ちが楽になりました。
・他の参加者さんのお話を聞けて良かった。
・小集団で話ができて、話し合いがしやすかった。
・普段仕事をしているので、同世代の子どもをもつ方となかなかゆっくりお話しする機会がなく、同じような悩みや話を聞けて少し安心したり、うんうんと共感したりして、よい気分転換になりました
・自分の娘より少し年上のお子さんを育てているお母さんのお話は勉強になりました。
・皆さんとても前向きに子どもと向き合い大切に子育てされていることが伝わりました。今のままでいのかなと思えることも感じることができました。

「たけのこ」は、これからも家庭教育への支援を続けます
今後も「たけのこ」はこのようなイベントの開催を通して、子育てに関する学びや親子の絆、地域住民とのふれあいの場の創出を目指して活動していきます。家庭教育支援活動に興味・関心がある方、いっしょに「たけのこ」で活動しませんか。「たけのこ」では新しいメンバーを募集しておりますので、入会してみようと思われる方は、生駒市教育委員会事務局生涯学習課青少年係(電話0743-74-1111、内線3731)までご連絡ください。
お問い合わせ
生駒市生涯学習部生涯学習課
電話: 0743-74-1111 内線(生涯学習係:3710、文化振興係:3722、青少年係:3731)
ファクス: 0743-74-9100
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