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    生駒市シティプロモーション施策の価値創造モデルを作成しました

    • [更新日:2024年2月2日]

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    &PUBLIC㈱との連携による価値創造モデルづくり

    生駒市は、「まちのファンづくり」をキーワードに人々の関係性をデザインし、主体的に地域に関わろうとする意欲を高めるシティプロモーションに取り組んでいます。

    市民PRチーム「いこまち宣伝部」プロモーションサイト「グッドサイクルいこま」といった各種の事業は、「コミュニティの形成」や「シビックプライドの醸成」といった社会的な価値を生み出していると考えられる一方で、目指す変化への道筋や成果の可視化が難しいという課題がありました。

    そこで、&PUBLIC株式会社(本社:神奈川県二宮町、共同代表:桑原憂貴氏・長友まさ美氏)と連携し、シティプロモーション施策の価値創造モデルづくりと、施策が生んだ社会的価値の測定に取り組みました。
    この取組には、シティプロモーションの第一人者である東海大学の河井孝仁教授にも参画してもらい、成果の分類や指標設定等でアドバイスをもらいました。

    (注意)ロジックモデルは「事業や組織が最終的に目指す変化・効果の実現に向けた道筋を体系的に図示化したもので、事業の設計図に例えられます。事業が、どのような道筋で目的を達成しようと しているのかの仮説を示したもの、ないし戦略を示したものとも言えます(日本財団「ロジックモデル作成ガイド」より)。今回は、通常のロジックモデルの基本フォーマットとは形を変え、この施策が何を目指すのかをできる限りわかりやすく伝えるためのコミュニケーションツールとして作成しています。

    価値創造モデルの作成と成果測定のプロセス 

    シティプロモーション施策全体の成果は、河井教授が提唱される「修正NPS」で測定することを決めました。これは、

    ①生駒を薦めたい気持ち

    ②生駒がより良くなるために行動しようとする気持ち

    ③生駒がより良くなる行動をする人への感謝の気持ち

    の3つの気持ちの強さを10~0の11段階で尋ね、10~8を推奨者、5~0を批判者として、推奨者の割合から批判者の割合を引くことで得られる数値です。

    アンケート調査

    この3つの気持ちをシティプロモーションに関する事業に参加したことがある人にアンケート調査(n=108人、令和5年7月7日~8月10日)しました。

    ①生駒を薦めたい気持ち 

    事業参加前 △25.93 → 事業参加後 86.11

    ②生駒がより良くなるために行動しようとする気持ち 

    事業参加前 △34.26 → 事業参加後 67.59

    ③生駒がより良くなる行動をする人への感謝の気持ち

    事業参加前 △1.85 → 事業参加後89.81

    と、3つの気持ちすべてが事業参加前と比べて大きく向上していました。

    なお、層化無作為抽出で選んだ市民を対象にした市民実感度調査(n=1517人)では①の値が△3.9でした。


    ワークショップの開催

    ワークショップの様子

    8月22日、アンケート回答者のうち20人が集まって、「シティプロモーションに関する事業に関わることで起こった変化」をワークショップ形式で3時間語り合いました。

    「生駒の良さを話す私の影響をうけて、市外の友達が生駒に住みたいと言ってくれるようになった」「転入相談を受けた」「生駒で買い物や外食をするようになった」「徒歩5分の飲食店の常連客になり、店の運営を手伝うようになった」「月1度、多世代交流のカフェを開くようになった」「生駒に事務所を開き、仕事の拠点をつくった」…。それぞれが自分にできることを始め、まちに少しずつプラスの影響を及ぼしていることがわかりました。

    これらを分析して、目指す社会的成果と道筋を整理しながら、成果指標の設定、測定方法・タイミング、理想の状態などを考え、将来都市像の実現につながる価値創造モデルを作成しました。

    価値創造モデル(ロジックモデル)

    (1)事業に参加したり、プロモーションサイトで情報を閲覧したりすることよって、「生駒への関心の増加」「年齢や所属を超えた関係性の構築と拡大」「生駒がより良くなる行動をする人への感謝・応援の気持ちの増加」といった変化が生まれる。

    (2)次に、地域での買い物や飲食、イベント参加など「生駒で過ごす時間の増加」や「生駒がより良くなるために行動しようとする気持ちの増加」がおこる。

    (3)応援したい人や好きな場所、関わってみたい気持ちが増えることで「生駒(の人やモノやコト)を薦めたい気持ちの増加」「生駒がより良くなるためのチャレンジの増加」がおこる。

    それぞれの段階で人々の幸福度は向上し、中長期的に生駒の魅力が市内外に広く伝わり、住み続けたい理由や関わりたい理由が増えていき、「暮らす価値のあるまち」という都市ブランド構築や将来都市像の実現につながっていくという道筋を描くことができました。


    コミュニケーションレポートの作成 

    この施策を説明するコミュニケーションレポートも作成しました。
    コミュニケーションレポートとは、市民の皆さんをはじめとする多様なステークホルダーに市の取組を理解いただき、今後に向けてのコミュニケーションに活かすことを目的につくったものです。

    今回作った価値創造モデルは確定したものではなく、適宜変更を加えながら、今後も各種の事業がうみだす社会的な価値を測定して可視化し、改善に活かしていきます。

    コミュニケーションレポート

    備考

    &PUBLIC株式会社(別ウインドウで開く)とは>
    「公共の力をともに革新しよう」をコンセプトに、組織や事業の創出する社会価値の可視化・最大化を支える各種支援プログラムやインパクトマネジメントツール「パーパスボード®️」の開発・提供に取り組むインパクトスタートアップ。

    <協創対話窓口>
    今回の取組は公民連携を推進する協創対話窓口を通じて実現したものです。本市は令和2年3月に公民連携の提案窓口「生駒市協創対話窓口」を設置。民間主体と行政が対話による相互理解を進め、アイデアを出し合い、強みを掛け合わすことで、地域課題の解決や新たな価値を協創によって実現することを目指します。

    価値創造モデル(ロジックモデル)

    お問い合わせ

    生駒市経営企画部広報広聴課

    電話: 0743-74-1111 内線(広報広聴係:4211、プロモーション係:4221)

    ファクス: 0743-74-1105

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    [公開日:2024年1月26日]

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