熱中症を予防しましょう‼
- [更新日:2025年4月2日]
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熱中症とは
熱中症とは…
●高温多湿な環境に長時間いることで、体の水分と塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
●死に至る可能性があります。
●予防法を知っていれば防ぐことができます。
●応急処置を知っていれば救命できます。

熱中症は正しい予防方法を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症を防ぎましょう。

暑熱順化~暑さに負けない身体づくり
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。
暑熱順化をすることで汗をかきやすくなり、心拍数を上げて血管が広がり、体の表面から熱を放出しやすくなります。その結果、脱水と熱中症のリスクを減らせます。暑熱順化は、適度な運動や入浴が効果的ですが、数日から2週間程度かかるので、気温が高くなる前の4月頃から余裕をもって始めましょう。


「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」の確認を
国では、昨年までは熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に「熱中症警戒アラート」を発表してきましたが、令和6年度からは、過去に例のない危険な暑さが予測され、深刻な健康被害が生じるおそれがある場合に備え、熱中症警戒アラートをもう一段引き上げたかたちで「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました。

熱中症警戒アラートとは
熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして、県内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。

熱中症特別警戒アラートとは
県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35(予測値)に達する場合等に発表します。都道府県の枠を超えて暑い状況等が想定されますので、近隣の都道府県においても注意が必要な可能性があります。
詳しくはこちら➡『熱中症特別警戒アラート』について(LINEやメールで熱中症に関する情報を受け取ることができます)(別ウインドウで開く)

暑さ指数を活用しましょう

奈良県の現在の暑さ指数

暑さ指数(WBGT)とは?
●暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
●単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
●暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 1湿度、 2日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 3気温の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数をメールで受信できるサービスもあります
●環境省が提供している暑さ指数の予測値及び実況値を、バイザー(株)が運営する高速メール配信システム「すぐメール」により無料で配信するサービスがあります。ただし、情報取得にかかる通信料(利用登録、ホームページの閲覧、メール送受信時に発生する料金)は利用者の負担となります。

暑さ指数に関する注意点
暑さ指数は、気温が同じでも、測定場所周辺の環境(建物の密集具合や地面の状態、風通し、高さなど)により値が異なる場合があります。
また、暑さ指数が低い場合でも、周囲の環境(人の密集具合など)、当日の体調、活動の内容などにより、熱中症による事故が起こる場合もありますので、気象庁による気温の予報等も参考にするとともに、体調などにも十分注意してください。

熱中症予防のポイント

1、暑さを避けましょう

●部屋の温度をこまめにチェックし、室温28度を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう
(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお勧めします)
●外出の際は体を締め付けない涼しい服装で、傘や帽子などの日よけ対策も行いましょう
●暑い日や暑い時間帯には無理をせず、適度に休憩を取りましょう
●急に暑くなった日などは特に注意しましょう
●短時間でも、子どもを車中に残さないでください

行動するときには、暑さ指数を活用しましょう


2、こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に水分補給をする
- 1日あたり、1.2リットルを目安にする
- 大量に汗をかいたときは塩分も忘れずにとる

3、日頃から健康管理をしましょう
- 日頃から体温測定をし、健康チェックを行う
- 体調が悪いと感じたときは、無理をせず自宅で休む
- 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを行いましょう

熱中症の分類と対処方法
☆熱中症を疑う症状が見られたら、早めに対処しましょう!
症状に応じた早めの対処が、重症化を防ぎます。

熱中症の応急手当
●ペットボトルに水を入れて凍らせておくと、氷嚢代わりになります。
●たくさん汗をかいているときには、スポーツドリンクや経口補水液が最適です。食塩水(水1リットルに1~2グラムの食塩)も有効です。

こんな時はためらわず救急車を呼びましょう

●自分で水が飲めない、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合
●意識がない(おかしい)、全身のけいれんがあるなどの症状を発見した場合
救急車を呼ぶ必要があるかどうかを判断をするための基準を示した「熱中症EAP」を、みんなが見やすいところに貼っておきましょう。
熱中症EAP(Emergency Action Plan)
(熱中症EAP:EAP.pdf サイズ:467.81KB)
緊急時に備えて救急連絡先等を記入し、誰もが見やすいところに貼っておきましょう
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

緊急時の連絡先
緊急時の問い合わせ先

熱中症になりやすい人

●大量の発汗や下痢・嘔吐などにより、脱水状態にある人
●高齢者、子ども
●肥満の人
●過度の衣類を着ている人
●普段から運動をしていない人
●暑さに慣れていない人
●病気の人、体調不良の人
など当てはまる方は特に注意が必要です

子ども・高齢者は特に熱中症に注意が必要

子どもの特徴
保護者の方へ
●お子さんの様子を十分に観察しましょう!
●遊びの最中には、水分補給や休憩を!
●外出時の服装に注意し、帽子も忘れずに!
●日頃から栄養バランスのとれた食事や運動、
遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践しましょう!

高齢者の特徴
熱中症にならないために
●室温をこまめにチェックし、エアコンや扇風機等を活用!
●のどが渇かなくても水分補給!
●調子が悪いと感じたら、家族や近くの人にそばにいてもらいましょう!
高齢者のための熱中症対策

生駒市の熱中症予防についての取り組み
市が実施するイベント等における、熱中症予防対策のガイドブックを作成しました。
今後本ガイドブックに準じた取り組みを行っていきますので、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
また、各団体等で主催されるイベント等につきましても、本ガイドブックを参考にしていただき、熱中症予防の取り組みにご協力下さい。
イベント等開催時における熱中症予防対策
イベント等開催時における熱中症予防対策 (PDF形式、474.22KB)
熱中症EAP (ファイル名:eap3.pdf サイズ:469.99KB)
生駒市 熱中症を予防しよう! (ファイル名:ikomasi.pdf サイズ:390.96KB)
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熱中症予防に関するリーフレットはこちらからダウンロードできます
熱中症予防リーフレット
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関連リンク
熱中症関連情報はこちらから:
- 厚生労働省ホームページ 熱中症関連情報(別ウインドウで開く)
- 熱中症に関するリーフレット(別ウインドウで開く)
- 環境省 「熱中症予防情報サイト」(別ウインドウで開く)
- 職場における熱中症予防ポータルサイト「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報(別ウインドウで開く)
- 熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)(別ウインドウで開く)
- 夏季のイベントにおける 熱中症対策ガイドライン2020(環境省)(別ウインドウで開く)
- 健康のために水を飲もう推進運動(環境省)(別ウインドウで開く)
- 全国における熱中症傷病者救急搬送に関する情報(消防庁(別ウインドウで開く)
- 【生駒市消防本部】熱中症による救急搬送状況